オロスタキス・スピノーサ
オロスタキス・スピノーサ 緑葉タイプ (Orostachys spinosa Green Form)

うちに別にある、多分一番ありがちなタイプ。

その昔枯らしてしまった、銀葉タイプ。

上の2つは去年も同じ画像でエントリーしているが、別ウィンドウを開くのも面倒かと思われるので貼ってみた(枯れ木も山の賑わい)。
そして今日の緑葉タイプ。やはり上の2つとは顔が違う。多分産地違い。

スピノーサはアジアからシベリア方面までを原産地とする。中国、モンゴル、ロシア等。怪しい噂で日本の山中にも生えているとか何とか聞いたこともあるが…(笑)
生息地域が広いので、地域変種的な顔違いが沢山ある。
スピノーサは他の多くのオロスタキスと同じようにmonocarpicなので開花すると種と子株(出ていれば)を残して潔く枯れてしまう。維持するには子株を早々に回収して予備を作っておかねばならないが、花以前に夏の蒸れで枯れてしまうことも結構あったり。これだけ葉が詰んでいれば葉の間に水が入って高温になると一発昇天もさもありなん。
しかしここ数年はないのでコツを掴んだのか単に丈夫な個体(=近所の日本の気候に近いアジア原産とか)に当たったのか。
何しろシベリア辺りの原産の物はマイナス40℃でも耐えるそうで、そんな寒冷地仕様を蒸し暑い九州で夏越しさせようとするのには無理があるのかも知れない。
モンゴル産はこんな所に生えている⇒参考画像 (元のサイトはこちら⇒モンゴルの植物)
中国にも生えているということは中国語名称がある。「黄花瓦松」がスピノーサの中国語名。ちなみに「瓦松」単独だとツメレンゲ。「がしょう」と読むと漢方薬としても扱われている。いずれも清熱解毒作用があるとか。しかし「有毒」と書かれた資料もある。薬と毒は紙一重?
ツメレンゲは屋根の上とかにも種が着生して生え、休眠期の格好が松ぼっくりのように見えるので多分この名前になったのかと。ツメレンゲは白花、スピノーサは同属で黄色っぽい花なので「黄花瓦松」。なるほど。
これ以外で何かちょっと顔違うよというのをお持ちの方があれば交換お願いします。
同じオロスタキスの「金星」も探しております。どうも再入手叶わず。例会・展示即売会に行ければすぐ入手出来るんだろうけど、何しろ僻地なもので。純国産品の方が余程入手が難しいってどういうことよ~。
余剰お持ちの方ありましたらスピノ緑か銀(親出します)と交換いかがでしょうか^^(スピノ以外のブツでももちろんOK)。
あ、出来れば根付きでミニチュアでない程々サイズの株で~
ワガママ言うな( ‘д‘)つ))゚∀゚)だってこれまで速攻で全部枯らしちゃって小さいのは育てる自信がないんだもん。
同じくどうも維持出来なかった富士はこの夏を越えたので多分大丈夫。花も上がらなかったので春になったら胴切りして予備を作らねば。
昨年秋からツメレンゲが軒並み開花して枯死し、頂き物でまだ子株のなかったものなども消滅。残った子株もこの夏に殆ど消えてしまい淋しいことに。現在ツメレンゲの死体の入った鉢からちまちまと勝手に実生が生えて来ている。
と、余談でした。オロスタキス微妙に難しいです(笑)
<12月1日追記>
「金星」頂ける事になりましたので募集終了します。その他オファーもありがとうございました。
植物の交換は随時受け付けています。
余剰がない場合やその時々の収集状況で交換不成立の場合もありますが、ブログ、サイト、オークション出品物等で何か気になる物がありましたらお気軽にどうぞ。
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コメント
>メンターさん
ご無沙汰しております。
当方も手間と暇が足りず植物種を減らして行っている中、オロスタキスは1~2種のみになりました。スピノーサは片方だけほんの少し残っています、
植物はやはり原生地の環境と、栽培環境が近いものが育て易いですね。
久々にコメントします。
スピノーサはヤフオクで1cmサイズ3個を入手して水はけの良い用土で栽培して見たんですが、気付いたら衰弱して消えてました。。
購入時からあまりにも小さい固体だったので環境に適応出来ずに☆になったようです。
所有するオロスタキスでは地元産のツメレンゲとイワレンゲがほぼ栽培維持出来てます。
千島小岩蓮華は成長が遅いのか栽培2年目に入っても開花まで行かない。夏の猛暑も耐え抜いて維持だけはしてますが、イワレンゲのように強くなさそうですね。
>メンターさん
古い記事にお目を止めて頂きありがとうございます。
この記事の銀葉も緑葉も、数年置きに花が咲いて枯れながらも子株を取って
維持しており2018年現在まだ子孫が手元に居ます。
この夏の殺人的な暑さ(栽培場は50度超えました)も乗り切ったのでこのモンゴル産は
かなり性質が強い植物なのだと思います。
現地で見られたことがあるのですね、多分この株たちの遠い仲間になるのでしょう、
吹き曝しの草原の光景が浮かびました。
あまり流通はありませんがヤフオク等で時々出ているようです^^
日本の気候にも向いている植物なのでご縁がありましたら是非どうぞ。
初めして
スピノーサに興味があって検索してるうちに
こちらを訪問しました。
銀葉のスピノーサはシブいですね
栽培難易度も高そうで、素人には厳しいかな?
子株を吹くなら上手くやれば増やせるってことですね?
かなり昔になりますが、モンゴルの草原で似たような植物を見かけたことあります。
当時は草花に関心なかったけど、おそらくスピノーサだと思う。
季節は11月、マイナス10℃くらいだったか草原の丘陵の尾根を歩いてると足元に
縮こまって身を守るサボテンの一種のような多肉があった。
その特異な姿、形を観察しながら春?、夏?にはどんな花を咲かすのだろうかと想像したりもした。
今は大分草花にも興味、関心が増えて、ツメレンゲ、イワレンゲ、センペルビブムを栽培してる。
スピノーサは思い出のある多肉なので、機会があれば栽培してみたい。
>利野塚さん
どうも相性悪いようなので、ちっちゃいオロスタキスは
止めようかと思っているところです^^;
とりあえずメールしますね、ありがとうございます。
こんばんは。
メールいただければ、ご提供可能なOrostachysのリストをお送りします。
>匿名さん
>にゃんたさん
レスありがとうございます^^
メールしますね~。
あ、メールします。
何かあったかな・・・・?
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