World Plants Report ex JAPAN
またもや半年以上ご無沙汰しております。
色々とバタバタしており、なかなかゆっくりブログを書く余裕もないここ数年ですが、マイペースでハオルチア栽培は続けていますし、別ブログへ移動した(けどこちらも更新してない)爬虫類飼育も増えたり減ったり殖えたりしながら楽しく続けています。
さて久々の更新は、いきなりですが植物本のご紹介です。(ダイレクトマーケティング)
今月初めから配本が始まりました「World Plants Report ex JAPAN」
総合監修が藤川史雄氏、こちらのブログをご覧の方には言わずと知れたティランジア、ケープバルブなどの第一人者でありコアな植物を扱うSPECIES NURSERY代表、編集及び写真撮影を某アクア雑誌(私もかつてお世話になりました)の編集を経て熱帯魚・爬虫類関連書籍なども多く手掛ける大美賀隆氏、このお二人がタッグを組んで構想から実に8年の歳月を掛けて発行された内容の濃ーい本です。オールカラー、全編英訳付きのかつてない充実仕様。

もう表紙からしてワクワクです。お好きな方には堪らない原生地の群生写真。
現地写真はそれだけで栽培の参考としての史料価値があります。現地の陽射しや風の匂いまでも写り込んでいるかのようなライブ感、周りの風景から推測できる気候、土壌の構成や傍の植生が全て栽培のヒントになります。
序文のお二方の弁によると「珍奇植物というジャンルが植物好きに知られるようになって久しいものの、なかなか満足できる本が日本にはない......ならば自分たちで、ということで完成したのが本書である。掲載した植物はジャンルの垣根を超えて多種だが、制作サイドが好きな植物を集めたというのが正直なところ。」
と、マニアックなお二人が選んだお好きな植物の中に、私の愛するハオルチアもセレクトされており...僭越ながら執筆に参加致しました。
本のコンセプト的に、好きな植物について好きに書いてくださいという実に素晴らしいオファーを頂き、ハオルチアのページの全文を心置きなくかつてこちらのブログで好き放題語っていたそのままに書かせていただきました。
ハオルチアという植物について歴史~生態~分類まで、主に原種についてのあれこれ、栽培について、お役立ち資料も。古くからの趣味家仲間の協力も得て読み応えあるページになっていると思います(自画自賛)。
ハオルチアのトップページはこんな感じ(一部加工あり)。

主に原種を集めた(園芸種ももちろんあります)写真ページも数ページ。

ハオルチア以外のコンテンツは、メインの原生地紀行が何よりの目玉ですが、
・ブラジル原生地紀行2編
・ボルネオ原生地紀行
・ケープバルブ
・コノフィツム
・ブセファランドラ
・達人訪問(サボテンからベゴニアまで)
・熱帯雨林植物
等々...といずれもさらっとは読み流せない、秋の夜長(まだ夏だよ!)にぴったりの濃厚な内容と垂涎の原生地&栽培植物の写真てんこ盛りとなっています。
自分が栽培していない種類の植物の項もとても興味深く読めました、植物好きの貴方の本棚には是非!と自信を持ってお勧めできる一冊です。
詳細は、
発行元のページ→ World Plants Report ex JAPAN
Instagram→wpr_exjapan.official
Twitter→@WPRexJP
等でどうぞ。(Amazonや楽天ブックスは8月8日現在品切れになっているようです。)
関連植物等を扱うショップやイベントでも購入できます。
色々とバタバタしており、なかなかゆっくりブログを書く余裕もないここ数年ですが、マイペースでハオルチア栽培は続けていますし、別ブログへ移動した(けどこちらも更新してない)爬虫類飼育も増えたり減ったり殖えたりしながら楽しく続けています。
さて久々の更新は、いきなりですが植物本のご紹介です。(ダイレクトマーケティング)
今月初めから配本が始まりました「World Plants Report ex JAPAN」
総合監修が藤川史雄氏、こちらのブログをご覧の方には言わずと知れたティランジア、ケープバルブなどの第一人者でありコアな植物を扱うSPECIES NURSERY代表、編集及び写真撮影を某アクア雑誌(私もかつてお世話になりました)の編集を経て熱帯魚・爬虫類関連書籍なども多く手掛ける大美賀隆氏、このお二人がタッグを組んで構想から実に8年の歳月を掛けて発行された内容の濃ーい本です。オールカラー、全編英訳付きのかつてない充実仕様。

もう表紙からしてワクワクです。お好きな方には堪らない原生地の群生写真。
現地写真はそれだけで栽培の参考としての史料価値があります。現地の陽射しや風の匂いまでも写り込んでいるかのようなライブ感、周りの風景から推測できる気候、土壌の構成や傍の植生が全て栽培のヒントになります。
序文のお二方の弁によると「珍奇植物というジャンルが植物好きに知られるようになって久しいものの、なかなか満足できる本が日本にはない......ならば自分たちで、ということで完成したのが本書である。掲載した植物はジャンルの垣根を超えて多種だが、制作サイドが好きな植物を集めたというのが正直なところ。」
と、マニアックなお二人が選んだお好きな植物の中に、私の愛するハオルチアもセレクトされており...僭越ながら執筆に参加致しました。
本のコンセプト的に、好きな植物について好きに書いてくださいという実に素晴らしいオファーを頂き、ハオルチアのページの全文を心置きなくかつてこちらのブログで好き放題語っていたそのままに書かせていただきました。
ハオルチアという植物について歴史~生態~分類まで、主に原種についてのあれこれ、栽培について、お役立ち資料も。古くからの趣味家仲間の協力も得て読み応えあるページになっていると思います(自画自賛)。
ハオルチアのトップページはこんな感じ(一部加工あり)。

主に原種を集めた(園芸種ももちろんあります)写真ページも数ページ。

ハオルチア以外のコンテンツは、メインの原生地紀行が何よりの目玉ですが、
・ブラジル原生地紀行2編
・ボルネオ原生地紀行
・ケープバルブ
・コノフィツム
・ブセファランドラ
・達人訪問(サボテンからベゴニアまで)
・熱帯雨林植物
等々...といずれもさらっとは読み流せない、秋の夜長(まだ夏だよ!)にぴったりの濃厚な内容と垂涎の原生地&栽培植物の写真てんこ盛りとなっています。
自分が栽培していない種類の植物の項もとても興味深く読めました、植物好きの貴方の本棚には是非!と自信を持ってお勧めできる一冊です。
詳細は、
発行元のページ→ World Plants Report ex JAPAN
Instagram→wpr_exjapan.official
Twitter→@WPRexJP
等でどうぞ。(Amazonや楽天ブックスは8月8日現在品切れになっているようです。)
関連植物等を扱うショップやイベントでも購入できます。
How to 胴切り
何のひねりもないタイトル、胴切りのやり方を教えてくださいとの依頼があったので。
昔このブログのどこかに書いた記憶はあるのだが、検索しても出て来ないので多分何かの記事の一部として適当に書いたんだろうなと…。掘り返そうとしてみたけれど記事数が多くて断念。
という訳で、先程胴切りしつつ写真を撮って来たのでぬるーく当方のやり方を解説。
本日の被害者、ズールブロン産ゴルドニアナ。斬るつもりでちょっと前から準備していたのでコンディションが整っている。
ピントが変なところに合っているがこれでOK。土がポイント。

【胴切りに必要なもの】
・胴切り繁殖したい株
・切断するための道具:当方では糸、60番のミシン糸愛用、ナイロンもしくは木綿どちらでも。ナイロンの方が葉の間の根元まで入れる時に滑りが良い、が肉質が硬い株だと引いた時に伸びて切れる場合もあるので番手や素材は自分の使い易いものを。
その他、人により細い銅線、テグス、刃物など色々使用・併用。私は色々やった結果、ミシン糸に落ち着いた。
2.5号鉢サイズの株を切るには50cm程度の糸の長さが扱い易いが、これもお好みで。短か過ぎると握る部分が少なく力が入らない。指先で糸を摘まんで引っ張るのではなく、手でしっかり握って引いた方が綺麗に切れるので長めの糸が良い。
・ピンセット:先が細いもの。先が平べったい切手用があれば尚良し。
【事前準備】
葉があまりにかっちりと詰まってしまっていると糸が入りづらく、結果葉の途中を切ってしまったり成長点を斜めに切ってバラバラにしてしまったりするので、良く詰まった綺麗に出来た株より微妙に徒長した株の方が切り易い。
そのため、葉の間に糸が入らないくらい詰まっている株は事前に1週間程陰置きして、ちょっと伸びたかも?という位に徒長させておくとbetter、しかしやり過ぎないように。
植え替え直後の根が落ちついていない株は胴切りはやめた方が良い、根からの水分が上がらず胴切りした下半分が体力不足で立ち直れず子株が出る前に枯れてしまうことがある。
深植えの株に糸を入れても糸が水平に引けないため、斜めに切ってしまう事故が起こり易いので、あまりに深植えの場合は株を引き上げておく。上の画像は深めに植わっていた株を鉢を叩いて土を緩め、株を握って持ち上げた後。
【胴切り】

切りたいラインに糸を掛ける。ぐるっと一周、株の大きさと葉数によるが、葉を円周状の層として見た場合の、最低でも下から2層目と3層目の間に糸を入れるのがお勧め。
胴切りした後の下半分に残す葉の数が少な過ぎると出て来た子を成長させるための養分が少なくなるし、胴切りに失敗して葉を傷つけてしまっても駄目になった葉を取り除いてもまだ1層分の余裕がある。
2層残せれば1層目と2層目の間からも子株が出る場合があり、一度収穫した後に上の層の葉を取り除けばまたそこから子株が出るのも期待できる。

ピンセットで糸を摘まんで出来るだけ葉と葉の間の奥に糸を押し込む。周りの葉をピンセットで傷付けないようにそっと。
糸を入れ終わったら、糸の両端を持ってクロスさせ、右から来た糸を左手、左から来た糸を右手で持ち、少しずつ引きながら、糸を葉の付け根に滑らせて芯の傍まで入れる。
糸が完全に葉の付け根をぐるっと巻いた感触(それ以上引いても糸に余裕がなく突っ張る)があったら、後は糸を上に引かないよう、左右を水平に保ったまま力を入れてぐぐっと引く、とこうなる。

少し葉が切れてしまって薄皮などが残っていたら、ピンセットで取り除く。
子株は葉の付いていた跡から出るので障害物はない方がスムーズに子が出て来る。
葉の間に土が入っていた場合こんな風になるので洗い流す。

切り飛ばした上半分も、同じく葉の跡から根が出るのでそのままより葉を数枚取り除いた方が発根が早い。
外した葉は葉挿しに。

【胴切り後】
下半分は切り口を乾燥させて、その後は切る前と同じように管理を。水遣りは切る前と同じで問題なし。
上半分は普段の根なし掻き仔の扱いと同じように。
個人でやり方が違うと思うので、切り口を乾燥させる/させない、消毒する/しない、発根剤を使用する/しないはお好みで。
清潔な土に植え付け、暫くは乾燥気味に管理。発根の兆しが見えてきたら通常通りの潅水再開、発根前に葉が萎れて来たら潅水して土を湿らすか霧吹きなどで湿度を上げる。この辺りもそれぞれの通常のやり方と同様で。
消毒剤でコーティングしない場合(私はしない)切り口にカビが生える場合があるので私は発根前はたまに持ち上げてチェックしている。カビは最悪全部が腐る場合もあるが、土が清潔ならあまり発生しない。あとうっかり発根していた根を折ったりするので気にならない場合は触らない方が吉かも…。
こんな感じで、胴切りした時期と株の種類によるが早いもの(時期)なら1週間程度、遅ければ1ヶ月ほど掛かって下半分の切り口からカルスが発生し、子株へと変化する。
上半分の発根は掻き仔より遅めな場合が多いように思う、半年位へそを曲げることもあるのでのんびりお待ちを(笑)
*********************************************
なお、上記を参考にして胴切りしたが失敗した!には責任持てません。
胴切り繁殖は手っ取り早い栄養繁殖で慣れればそう失敗もないけれど、大手術ではあるので勿論リスクもあります。1株しかない株なら尚更殖やしたいですが駄目になるリスクもご勘案下さい。
また、胴切りで殖やしたい代表でもある斑入り株についてですが、基本「糊斑」は胴切りで親と同じ糊斑の仔は殆ど採れません。
色素のある層の構成の具合でなかなか糊斑がそのまま再生して出て来る事はなく、全斑(色素がなく自力生存不可能)か、斑がない緑の子株が出ることが殆どです。体感では糊斑の再生率は10%以下です。たまーに出ることがあるかな程度、ほぼ胴切りしても無駄です、上半分の発根が叶わず結局上下ともに駄目にしてしまったことも。実は白蛇伝ですが。勿体ない(笑)
*縞斑等の株から殆ど色素がなくなって白(黄色)くなった株、一部緑の筋が表面に残っているだけの株は「糊斑」ではありません。
また、糊斑でなくても綺麗な斑が取れる確率はそんなに高くないので、斑入りの胴切りはギャンブル性が高く、良い子が採れた時の喜びはひとしおで尚更楽しいと言えましょう…あれ?(笑)
以上、当方の胴切りのやり方でした。ご参考になれば。
昔このブログのどこかに書いた記憶はあるのだが、検索しても出て来ないので多分何かの記事の一部として適当に書いたんだろうなと…。掘り返そうとしてみたけれど記事数が多くて断念。
という訳で、先程胴切りしつつ写真を撮って来たのでぬるーく当方のやり方を解説。
本日の被害者、ズールブロン産ゴルドニアナ。斬るつもりでちょっと前から準備していたのでコンディションが整っている。
ピントが変なところに合っているがこれでOK。土がポイント。

【胴切りに必要なもの】
・胴切り繁殖したい株
・切断するための道具:当方では糸、60番のミシン糸愛用、ナイロンもしくは木綿どちらでも。ナイロンの方が葉の間の根元まで入れる時に滑りが良い、が肉質が硬い株だと引いた時に伸びて切れる場合もあるので番手や素材は自分の使い易いものを。
その他、人により細い銅線、テグス、刃物など色々使用・併用。私は色々やった結果、ミシン糸に落ち着いた。
2.5号鉢サイズの株を切るには50cm程度の糸の長さが扱い易いが、これもお好みで。短か過ぎると握る部分が少なく力が入らない。指先で糸を摘まんで引っ張るのではなく、手でしっかり握って引いた方が綺麗に切れるので長めの糸が良い。
・ピンセット:先が細いもの。先が平べったい切手用があれば尚良し。
【事前準備】
葉があまりにかっちりと詰まってしまっていると糸が入りづらく、結果葉の途中を切ってしまったり成長点を斜めに切ってバラバラにしてしまったりするので、良く詰まった綺麗に出来た株より微妙に徒長した株の方が切り易い。
そのため、葉の間に糸が入らないくらい詰まっている株は事前に1週間程陰置きして、ちょっと伸びたかも?という位に徒長させておくとbetter、しかしやり過ぎないように。
植え替え直後の根が落ちついていない株は胴切りはやめた方が良い、根からの水分が上がらず胴切りした下半分が体力不足で立ち直れず子株が出る前に枯れてしまうことがある。
深植えの株に糸を入れても糸が水平に引けないため、斜めに切ってしまう事故が起こり易いので、あまりに深植えの場合は株を引き上げておく。上の画像は深めに植わっていた株を鉢を叩いて土を緩め、株を握って持ち上げた後。
【胴切り】

切りたいラインに糸を掛ける。ぐるっと一周、株の大きさと葉数によるが、葉を円周状の層として見た場合の、最低でも下から2層目と3層目の間に糸を入れるのがお勧め。
胴切りした後の下半分に残す葉の数が少な過ぎると出て来た子を成長させるための養分が少なくなるし、胴切りに失敗して葉を傷つけてしまっても駄目になった葉を取り除いてもまだ1層分の余裕がある。
2層残せれば1層目と2層目の間からも子株が出る場合があり、一度収穫した後に上の層の葉を取り除けばまたそこから子株が出るのも期待できる。

ピンセットで糸を摘まんで出来るだけ葉と葉の間の奥に糸を押し込む。周りの葉をピンセットで傷付けないようにそっと。
糸を入れ終わったら、糸の両端を持ってクロスさせ、右から来た糸を左手、左から来た糸を右手で持ち、少しずつ引きながら、糸を葉の付け根に滑らせて芯の傍まで入れる。
糸が完全に葉の付け根をぐるっと巻いた感触(それ以上引いても糸に余裕がなく突っ張る)があったら、後は糸を上に引かないよう、左右を水平に保ったまま力を入れてぐぐっと引く、とこうなる。

少し葉が切れてしまって薄皮などが残っていたら、ピンセットで取り除く。
子株は葉の付いていた跡から出るので障害物はない方がスムーズに子が出て来る。
葉の間に土が入っていた場合こんな風になるので洗い流す。

切り飛ばした上半分も、同じく葉の跡から根が出るのでそのままより葉を数枚取り除いた方が発根が早い。
外した葉は葉挿しに。

【胴切り後】
下半分は切り口を乾燥させて、その後は切る前と同じように管理を。水遣りは切る前と同じで問題なし。
上半分は普段の根なし掻き仔の扱いと同じように。
個人でやり方が違うと思うので、切り口を乾燥させる/させない、消毒する/しない、発根剤を使用する/しないはお好みで。
清潔な土に植え付け、暫くは乾燥気味に管理。発根の兆しが見えてきたら通常通りの潅水再開、発根前に葉が萎れて来たら潅水して土を湿らすか霧吹きなどで湿度を上げる。この辺りもそれぞれの通常のやり方と同様で。
消毒剤でコーティングしない場合(私はしない)切り口にカビが生える場合があるので私は発根前はたまに持ち上げてチェックしている。カビは最悪全部が腐る場合もあるが、土が清潔ならあまり発生しない。あとうっかり発根していた根を折ったりするので気にならない場合は触らない方が吉かも…。
こんな感じで、胴切りした時期と株の種類によるが早いもの(時期)なら1週間程度、遅ければ1ヶ月ほど掛かって下半分の切り口からカルスが発生し、子株へと変化する。
上半分の発根は掻き仔より遅めな場合が多いように思う、半年位へそを曲げることもあるのでのんびりお待ちを(笑)
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なお、上記を参考にして胴切りしたが失敗した!には責任持てません。
胴切り繁殖は手っ取り早い栄養繁殖で慣れればそう失敗もないけれど、大手術ではあるので勿論リスクもあります。1株しかない株なら尚更殖やしたいですが駄目になるリスクもご勘案下さい。
また、胴切りで殖やしたい代表でもある斑入り株についてですが、基本「糊斑」は胴切りで親と同じ糊斑の仔は殆ど採れません。
色素のある層の構成の具合でなかなか糊斑がそのまま再生して出て来る事はなく、全斑(色素がなく自力生存不可能)か、斑がない緑の子株が出ることが殆どです。体感では糊斑の再生率は10%以下です。たまーに出ることがあるかな程度、ほぼ胴切りしても無駄です、上半分の発根が叶わず結局上下ともに駄目にしてしまったことも。実は白蛇伝ですが。勿体ない(笑)
*縞斑等の株から殆ど色素がなくなって白(黄色)くなった株、一部緑の筋が表面に残っているだけの株は「糊斑」ではありません。
また、糊斑でなくても綺麗な斑が取れる確率はそんなに高くないので、斑入りの胴切りはギャンブル性が高く、良い子が採れた時の喜びはひとしおで尚更楽しいと言えましょう…あれ?(笑)
以上、当方の胴切りのやり方でした。ご参考になれば。
謹賀新年2019
新年あけましておめでとうございます(もう松取れたよ!)
ほったらかしブログですが本年もよろしくお願い致します

2019初ヤフオク出品開始しています、何かお目に留まりましたらよろしくお願いします。
出品中
上の写真のゴルドニアナ、右側の大き目の株も出品中。
EUにて実生のZuurbron産、恐らく同産地の別データの個体を掛けた思われるため採集番号はなし。
短葉で端正なロゼットになり、葉縁やキールの鋸歯が細かく密集するなかなかの優良個体(手前味噌)。
未だ需要があるようなので出品してみました、2016年の胴切り繁殖の最後の仔。
今年ものんびり余剰苗を出品していく予定です。
ブログの更新もたまにはせねばと思っていますが、暇暇に過去UPした1万枚オーバーの画像を整理している最中で、そちらが進んでからになるかと…画像盗用が余りに酷いので、最近の写真はサイトのURLを透かしで入れているけれど、過去画像も順次入れ替えて行く予定なのですが何しろ数が多いので難航している最中。
ブログ更新しなくてもメールチェックはしておりますので、何か御用の場合は遠慮なくメール(右カラムのフォームもしくはプロフィール欄にアドレスがあります)にてお問い合わせください。
ほったらかしブログですが本年もよろしくお願い致します

2019初ヤフオク出品開始しています、何かお目に留まりましたらよろしくお願いします。
出品中
上の写真のゴルドニアナ、右側の大き目の株も出品中。
EUにて実生のZuurbron産、恐らく同産地の別データの個体を掛けた思われるため採集番号はなし。
短葉で端正なロゼットになり、葉縁やキールの鋸歯が細かく密集するなかなかの優良個体(手前味噌)。
未だ需要があるようなので出品してみました、2016年の胴切り繁殖の最後の仔。
今年ものんびり余剰苗を出品していく予定です。
ブログの更新もたまにはせねばと思っていますが、暇暇に過去UPした1万枚オーバーの画像を整理している最中で、そちらが進んでからになるかと…画像盗用が余りに酷いので、最近の写真はサイトのURLを透かしで入れているけれど、過去画像も順次入れ替えて行く予定なのですが何しろ数が多いので難航している最中。
ブログ更新しなくてもメールチェックはしておりますので、何か御用の場合は遠慮なくメール(右カラムのフォームもしくはプロフィール欄にアドレスがあります)にてお問い合わせください。
15周年、とフロリダ(トランシエンス/フロレンス)
久々に普通にエントリー。
オークション出品のお知らせのつもりだったけれど綺麗な写真が撮れたので。
ハオルチア フロリダ
Haworthia florida (=transiens/florens) MBB6825 Geelhoutboskloof

トランシエンスから独立種となります、一時フロレンスという綺麗な名前でn.n.だった時期もあり。
ふんわりとした美麗な姿にふさわしい学名。
何故か好きで、あちこちから輸入して同データで別クローンもしくはタイプ違いだな?と思われるものを複数栽培している。
こちらは飛び抜けて大型で肉厚、窓も大きく透明度も高い特良個体。子吹きもそういった株に限って少ないのは何故でしょう。
因みに良く紫になる葉が少し小さく株径も出ない個体はこちら↓。紅葉する分、葉脈模様の網目がくっきりと。
こちらは上より一回り小さいけれど、子吹きはぐるっと一周出たりで多産系。

多分年内終了分最後のオークション、上の特良個体のカキコも出品しております。
出品中
***********************************:
ここ数年、毎年何かトラブルがありまして…家族(人間動物含め)が怪我したり病気になったり、自動車事故に見舞われたり、その後遺症で通院が続いたり、今年も春先から大事があり、ブログもたまには更新したいなと思いつつもなかなか落ち着いてゆっくり薀蓄垂れる気分にもなれず…。
インスタグラムならお手軽に更新するかな?と思ったけれどやはりそうでもなく、サボり癖は満遍なく発揮されるようです(笑)
気が付くと、毎年そこだけは何かエントリーしていた10月15日のサイト開設日を過ぎていました。
2003年10月15日にサイト開設(ブログはもう少し後から、移転してこちらのFC2でのブログは2つめになります)、実に15年経ちました。ここ数年はオークション出品通知以外は年数回の更新となってしまっています。
サイトの構成も時代に合わせた形に変えたいと思ったり、ブログも同じく弄りたいと思ったりもしていますが、上記の通り余裕がなく進まないのが現状です。
サイト開設当時はブログ仲間と言える方々が沢山居ましたが、現在ほぼブログ文化もネットコミュニケーションがSNSなどに移行した時代の流れや、私も同じくブログを続ける気力体力意欲の衰え、また多肉植物園芸自体をやめてしまった方もあるようで、SNSなどではお付き合いが続いている方もありますが、ブログ方面は焼け野原、死屍累々、兵どもが夢の跡、と言った感じ…
SNSはコミュニケーション主体となりますので、植物写真や小話などはブログでやって行きたいのですが、真面目に書こうと思ったら1エントリーに小一時間は掛かるので、来年こそ何事もなくゆっくりした日々で時間が取れればなと。
年内また更新できるかどうか分からないので、かなりフライングですが年末のご挨拶に換えて。
皆様メリークリスマス&良いお年を。
来年もよろしくお願い致します。
エレミヤ拝
オークション出品のお知らせのつもりだったけれど綺麗な写真が撮れたので。
ハオルチア フロリダ
Haworthia florida (=transiens/florens) MBB6825 Geelhoutboskloof

トランシエンスから独立種となります、一時フロレンスという綺麗な名前でn.n.だった時期もあり。
ふんわりとした美麗な姿にふさわしい学名。
何故か好きで、あちこちから輸入して同データで別クローンもしくはタイプ違いだな?と思われるものを複数栽培している。
こちらは飛び抜けて大型で肉厚、窓も大きく透明度も高い特良個体。子吹きもそういった株に限って少ないのは何故でしょう。
因みに良く紫になる葉が少し小さく株径も出ない個体はこちら↓。紅葉する分、葉脈模様の網目がくっきりと。
こちらは上より一回り小さいけれど、子吹きはぐるっと一周出たりで多産系。

多分年内終了分最後のオークション、上の特良個体のカキコも出品しております。
出品中
***********************************:
ここ数年、毎年何かトラブルがありまして…家族(人間動物含め)が怪我したり病気になったり、自動車事故に見舞われたり、その後遺症で通院が続いたり、今年も春先から大事があり、ブログもたまには更新したいなと思いつつもなかなか落ち着いてゆっくり薀蓄垂れる気分にもなれず…。
インスタグラムならお手軽に更新するかな?と思ったけれどやはりそうでもなく、サボり癖は満遍なく発揮されるようです(笑)
気が付くと、毎年そこだけは何かエントリーしていた10月15日のサイト開設日を過ぎていました。
2003年10月15日にサイト開設(ブログはもう少し後から、移転してこちらのFC2でのブログは2つめになります)、実に15年経ちました。ここ数年はオークション出品通知以外は年数回の更新となってしまっています。
サイトの構成も時代に合わせた形に変えたいと思ったり、ブログも同じく弄りたいと思ったりもしていますが、上記の通り余裕がなく進まないのが現状です。
サイト開設当時はブログ仲間と言える方々が沢山居ましたが、現在ほぼブログ文化もネットコミュニケーションがSNSなどに移行した時代の流れや、私も同じくブログを続ける気力体力意欲の衰え、また多肉植物園芸自体をやめてしまった方もあるようで、SNSなどではお付き合いが続いている方もありますが、ブログ方面は焼け野原、死屍累々、兵どもが夢の跡、と言った感じ…
SNSはコミュニケーション主体となりますので、植物写真や小話などはブログでやって行きたいのですが、真面目に書こうと思ったら1エントリーに小一時間は掛かるので、来年こそ何事もなくゆっくりした日々で時間が取れればなと。
年内また更新できるかどうか分からないので、かなりフライングですが年末のご挨拶に換えて。
皆様メリークリスマス&良いお年を。
来年もよろしくお願い致します。
エレミヤ拝
白狐伝
ご無沙汰しておりますエレミヤです皆様いかがお過ごしでしょうか。
ブログの更新がすっかり年数回ペースになり生きてるんだか何だか分からない状態ですが、ブログに向かう時間と気力の配分がなかなか難しく...おっと正月のご挨拶振りではないですか!何てこったい!
植物に対する意欲というか物欲が枯れ気味であるのも更新に気が向かない原因でもあるのですが、最近久々におっ、これは欲しい!と思った品種がありました。
不思議と僥倖に恵まれ、可愛い子苗が何故か手元にあるのです。
「白狐伝」 Haworthia 'Byakkoden' (H. venusta hybrid variegated)
端正な草姿にヴェヌスタ譲りのうぶ毛が生え、まさしく白狐のような白銀色の糊斑の品種。

まだ子狐なのでよちよちした容姿だけど...

かなりな糊斑だが、白蛇伝などと同じように裏に濃い緑の筋がビシっと入っているので生育には問題なく。

透明なキラキラした毛が将来もふもふと葉先全体を覆う予定。
ちょっとピンクになっているのはうちの環境が厳しいせい。可愛いからと言って甘やかさないよ!

将来どうなるか、親株の参考画像を。
☆作出者(写真撮影者)の方より許可を頂いてお借りしています。


このように真っ白な肌にしゅっと筋が入る葉に葉先を中心に毛が付く美麗な品種。
糊斑なので成長は遅いと思われるが数年で立派な御狐様になるでしょう。
******************************************
明後日の4月22日(日)は私も入会している日本ハオルシア協会のイベント、ハオルシアフェスタ2018です。
私は今年も諸事情により参加できませんが、お近くの方は是非どうぞ。
お土産絶賛受付中(笑)
<2018年4月22日追記>
本日のハオルシアフェスタで、この「白狐伝」の成株が品評会で金賞を受賞したそうです。
おめでとうございます。
うちの子狐も立派に育てなきゃ(笑)
ブログの更新がすっかり年数回ペースになり生きてるんだか何だか分からない状態ですが、ブログに向かう時間と気力の配分がなかなか難しく...おっと正月のご挨拶振りではないですか!何てこったい!
植物に対する意欲というか物欲が枯れ気味であるのも更新に気が向かない原因でもあるのですが、最近久々におっ、これは欲しい!と思った品種がありました。
不思議と僥倖に恵まれ、可愛い子苗が何故か手元にあるのです。
「白狐伝」 Haworthia 'Byakkoden' (H. venusta hybrid variegated)
端正な草姿にヴェヌスタ譲りのうぶ毛が生え、まさしく白狐のような白銀色の糊斑の品種。

まだ子狐なのでよちよちした容姿だけど...

かなりな糊斑だが、白蛇伝などと同じように裏に濃い緑の筋がビシっと入っているので生育には問題なく。

透明なキラキラした毛が将来もふもふと葉先全体を覆う予定。
ちょっとピンクになっているのはうちの環境が厳しいせい。可愛いからと言って甘やかさないよ!

将来どうなるか、親株の参考画像を。
☆作出者(写真撮影者)の方より許可を頂いてお借りしています。


このように真っ白な肌にしゅっと筋が入る葉に葉先を中心に毛が付く美麗な品種。
糊斑なので成長は遅いと思われるが数年で立派な御狐様になるでしょう。
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明後日の4月22日(日)は私も入会している日本ハオルシア協会のイベント、ハオルシアフェスタ2018です。
私は今年も諸事情により参加できませんが、お近くの方は是非どうぞ。
お土産絶賛受付中(笑)
<2018年4月22日追記>
本日のハオルシアフェスタで、この「白狐伝」の成株が品評会で金賞を受賞したそうです。
おめでとうございます。
うちの子狐も立派に育てなきゃ(笑)
新年のご挨拶(激遅)と白蛇・青蛇
新年あけましておめでとうございました。
ご挨拶は出品のお知らせで申し上げていたのですが、出品通知は終了後消すようにしているので再度。
昨年もろくに更新出来ないままでしたがご訪問恐縮です。
息してるかー?と思われる向きもあるかと思いますので近況やらなにやら。
昨年も何度か、年明けにもまた「ブログ更新楽しみしています」と応援のメールを頂きました、ありがとうございます。最近のブームのせいか、ハオルチア栽培に触れたばかりの方や、何かの弾みの検索でこちらに辿り着いてくださった方、10数年分の記事を読んでくださった方もあり、ありがたい限りです。
今年の秋でサイトを開設してから15年目になります。趣味としてはそれ以前からやっていますが、この世界ではまだひよっこかと思われます。原種そのままが好きな事もあり、交配実生、品種作出などもあまりせず、マイペースでやって来ましたし多分これからもペースは崩さないかと思っています。
昨年秋から年末までヤフオク出品やブログもサボっていました。古くからこちらをご覧いただいている方はご記憶にある方もいらっしゃるかも知れませんが、私が舐めるように可愛がっていたフトアゴヒゲトカゲのサイファが癌で旅立ってしまったのが2010年、未亡人のアリアも昨年こちらは寿命、8歳で老衰で見送りました。サイファの時のペットロスが酷かったのと、私にとってのフトアゴはサイファだし、ともう飼わないと思っていたのですが…昨年秋に一目惚れした個体が…アチャー(笑)
体重10gちょっとのよれよれの虫のようなサイズで連れ帰ったもので育児に必死になっていました。
その間園芸は手抜きになっていたという…やっと落ち着いて安心できるサイズまで育ったのでぼちぼち時間と手間を園芸に振り分けようと思っています。
さて、本分のハオルチアがないのもなんなので…。何度か紹介した品種ですが、2種類合わせてはなかったので。
「白蛇伝」 Haworthia 'Hakujya-Den'
オブツーサ系の大型タイプ、白糊斑の非常に美しい品種。現在4号鉢、まだあと一回りは大きくなる。
糊斑のハオルチアは殆ど、葉挿しや胴切り、縦割り等の栄養繁殖方法では親と同じ斑の子は採れづらく、繁殖はほぼ自然子吹きのみになる。自然子吹きも真っ白な全斑で親から離すと育たない子株が多く、胴切りや葉挿しも同様もしくは青に戻ってなかなか殖えない。

この時期にはもう花芽を上げる早咲きタイプ。
毎年交配はしてみてはいるものの、一度も種が乗らない。今年はどうかな?

「青蛇伝」 Haworthia 'Seiya-Den'
上の白蛇伝の芽変わり、斑の具合が原始的な入り方である縞斑になったタイプのもの。それ以外の葉形、株の大きさなどは同一。斑は後冴え傾向が強く、地味な斑の株が年々派手になって行く場合が多い。

こちらは白蛇伝より斑入りの子株が採れやすいが、それでも良斑は一部、今の所8割以上は青が出ている。
次世代親株用の極上斑の子株。このレベルが採れるのは5年で1~2株。前述の通り、後冴え傾向が強いので斑なしの子株も捨てられず青い株がプランターびっしりになっている。

*************************************
今年ものんびりぼちぼち更新して参ります。御用の向きはメールフォームからでもお気軽にどうぞ。
基本余程の事がなければ必ずお返事しています、1週間程度経過しても返信がない場合はそちらからのメールもしくはこちらからの返信がエラー等でロストしていると思われますので、コメント欄からでもお知らせ頂ければ。
今年もよろしくお願い致します。
<追記>
当方のサイト及びブログ・爬虫類ブログからの画像盗用について、昨年から本格的に対処を始めました。
企業・個人に関わらず、発見次第削除及び一般的相場に見合った使用料の請求を私本人及び専門の会社を通じて行っています。
メール等を整理していたら昨年コメント欄から、ヤフオクのハオルチア種子の出品者がこちらの画像を盗用している旨お知らせ頂き、その際お礼をし損ねていたのに気が付きました、遅くなりましたがありがとうございました。該当の出品者にクレームを入れて対処(無言でオークション削除して逃げられたw)しました。
今後も何かありましたらお知らせいただけると助かります。
画像盗用は人の褌で相撲を取るようなもの、他人の財布に手を突っ込むようなものです。ダメ絶対。
ヤフオク等で当方の画像を盗用している場合は100%詐欺まがいと思われますので決して入札されませんよう。なんてったって現物はそこにはないのですから(笑)
ご挨拶は出品のお知らせで申し上げていたのですが、出品通知は終了後消すようにしているので再度。
昨年もろくに更新出来ないままでしたがご訪問恐縮です。
息してるかー?と思われる向きもあるかと思いますので近況やらなにやら。
昨年も何度か、年明けにもまた「ブログ更新楽しみしています」と応援のメールを頂きました、ありがとうございます。最近のブームのせいか、ハオルチア栽培に触れたばかりの方や、何かの弾みの検索でこちらに辿り着いてくださった方、10数年分の記事を読んでくださった方もあり、ありがたい限りです。
今年の秋でサイトを開設してから15年目になります。趣味としてはそれ以前からやっていますが、この世界ではまだひよっこかと思われます。原種そのままが好きな事もあり、交配実生、品種作出などもあまりせず、マイペースでやって来ましたし多分これからもペースは崩さないかと思っています。
昨年秋から年末までヤフオク出品やブログもサボっていました。古くからこちらをご覧いただいている方はご記憶にある方もいらっしゃるかも知れませんが、私が舐めるように可愛がっていたフトアゴヒゲトカゲのサイファが癌で旅立ってしまったのが2010年、未亡人のアリアも昨年こちらは寿命、8歳で老衰で見送りました。サイファの時のペットロスが酷かったのと、私にとってのフトアゴはサイファだし、ともう飼わないと思っていたのですが…昨年秋に一目惚れした個体が…アチャー(笑)
体重10gちょっとのよれよれの虫のようなサイズで連れ帰ったもので育児に必死になっていました。
その間園芸は手抜きになっていたという…やっと落ち着いて安心できるサイズまで育ったのでぼちぼち時間と手間を園芸に振り分けようと思っています。
さて、本分のハオルチアがないのもなんなので…。何度か紹介した品種ですが、2種類合わせてはなかったので。
「白蛇伝」 Haworthia 'Hakujya-Den'
オブツーサ系の大型タイプ、白糊斑の非常に美しい品種。現在4号鉢、まだあと一回りは大きくなる。
糊斑のハオルチアは殆ど、葉挿しや胴切り、縦割り等の栄養繁殖方法では親と同じ斑の子は採れづらく、繁殖はほぼ自然子吹きのみになる。自然子吹きも真っ白な全斑で親から離すと育たない子株が多く、胴切りや葉挿しも同様もしくは青に戻ってなかなか殖えない。

この時期にはもう花芽を上げる早咲きタイプ。
毎年交配はしてみてはいるものの、一度も種が乗らない。今年はどうかな?

「青蛇伝」 Haworthia 'Seiya-Den'
上の白蛇伝の芽変わり、斑の具合が原始的な入り方である縞斑になったタイプのもの。それ以外の葉形、株の大きさなどは同一。斑は後冴え傾向が強く、地味な斑の株が年々派手になって行く場合が多い。

こちらは白蛇伝より斑入りの子株が採れやすいが、それでも良斑は一部、今の所8割以上は青が出ている。
次世代親株用の極上斑の子株。このレベルが採れるのは5年で1~2株。前述の通り、後冴え傾向が強いので斑なしの子株も捨てられず青い株がプランターびっしりになっている。

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今年ものんびりぼちぼち更新して参ります。御用の向きはメールフォームからでもお気軽にどうぞ。
基本余程の事がなければ必ずお返事しています、1週間程度経過しても返信がない場合はそちらからのメールもしくはこちらからの返信がエラー等でロストしていると思われますので、コメント欄からでもお知らせ頂ければ。
今年もよろしくお願い致します。
<追記>
当方のサイト及びブログ・爬虫類ブログからの画像盗用について、昨年から本格的に対処を始めました。
企業・個人に関わらず、発見次第削除及び一般的相場に見合った使用料の請求を私本人及び専門の会社を通じて行っています。
メール等を整理していたら昨年コメント欄から、ヤフオクのハオルチア種子の出品者がこちらの画像を盗用している旨お知らせ頂き、その際お礼をし損ねていたのに気が付きました、遅くなりましたがありがとうございました。該当の出品者にクレームを入れて対処(無言でオークション削除して逃げられたw)しました。
今後も何かありましたらお知らせいただけると助かります。
画像盗用は人の褌で相撲を取るようなもの、他人の財布に手を突っ込むようなものです。ダメ絶対。
ヤフオク等で当方の画像を盗用している場合は100%詐欺まがいと思われますので決して入札されませんよう。なんてったって現物はそこにはないのですから(笑)
ラティスピナ (Haworthia latispina)
ちょっと毛色の変わったレース系を。
ハオルチア ラティスピナ (Haworthia latispina SWW of Prince Albert)
「lati」=広い(=wide)、「spina」=棘(=spine)
という学名の通り、葉縁に平たく広く非常に立派な鋸歯(トゲトゲ)が粗く付くのが特徴のデシピエンス系。
まるでハエトリグサのようなごつい棘が並ぶ。
in 9cm角鉢

画像でも白っぽいけれど、現物は他のハオルチアと並んでいるとぱっと目を引く白っぽさ。

鋸歯と繋がった窓は透明ではあるけれど白濁気味で、それが光を乱反射してより白っぽく見えているよう。

今週はヤフオク出品できませんでした、大分寒くなりましたが当地では凍る訳でもないので年内は少しずつ余剰出品します。
ハオルチアがすっかり買いづらくなり(海外のナーセリーも品薄です)、秋の植欲は久し振りに球根・塊根多肉に向けています。
ただ南半球からの輸入は季節が反対なので、到着時、あちらではこれから休眠に入る時期なので爆睡しているのが困りもの…遅れて葉が出ることもありますが休眠を吹っ飛ばすので貧弱だったり球根の栄養を予定外に使ってしまって来季作落ち、もしくは次の秋までずっと寝ちくれていたりする場合も(エリオスペルマムなど顕著、下手すると数年寝ていたり)。
輸入時はリスク軽減のために保険で余分に注文するので、余剰はまた後日放出します^^
ハオルチア ラティスピナ (Haworthia latispina SWW of Prince Albert)
「lati」=広い(=wide)、「spina」=棘(=spine)
という学名の通り、葉縁に平たく広く非常に立派な鋸歯(トゲトゲ)が粗く付くのが特徴のデシピエンス系。
まるでハエトリグサのようなごつい棘が並ぶ。
in 9cm角鉢

画像でも白っぽいけれど、現物は他のハオルチアと並んでいるとぱっと目を引く白っぽさ。

鋸歯と繋がった窓は透明ではあるけれど白濁気味で、それが光を乱反射してより白っぽく見えているよう。

今週はヤフオク出品できませんでした、大分寒くなりましたが当地では凍る訳でもないので年内は少しずつ余剰出品します。
ハオルチアがすっかり買いづらくなり(海外のナーセリーも品薄です)、秋の植欲は久し振りに球根・塊根多肉に向けています。
ただ南半球からの輸入は季節が反対なので、到着時、あちらではこれから休眠に入る時期なので爆睡しているのが困りもの…遅れて葉が出ることもありますが休眠を吹っ飛ばすので貧弱だったり球根の栄養を予定外に使ってしまって来季作落ち、もしくは次の秋までずっと寝ちくれていたりする場合も(エリオスペルマムなど顕著、下手すると数年寝ていたり)。
輸入時はリスク軽減のために保険で余分に注文するので、余剰はまた後日放出します^^
ロックウッディ12年
ウイスキーのようなタイトルですが。
葉先が枯れ込みカサカサの玉葱のような姿になってそれ以外の部分への紫外線ダメージや蒸散を防ぎ、自らを守るように進化した、窓や透明感が特徴の軟葉系ハオルチアの中では特異な姿のロックウッディ。
この株はうちに来たのが記録によると2006年、12年目に突入した所。
輸入した際に既に実生から3~5年は経っていたサイズだったので、実際の所は15~17年の時を経た株。現在のお住まいは12cm角鉢。
Haworthia lockwoodii

葉先カサカサのぺらっぺら。

この年輪のように枯れ込んでいくのが味。

枯れ込ませないように大事に大事に作ると、本来非常に透明度が高い薄肌。枯れ込んだ後もその片鱗が伺える白く繊細なひらひらの葉先。

在りし日(って今もあるけど)の同株の姿はこちら。2006年12月撮影。11年前の画像ですがブログのストレージに残っているのですぐ見付かる。栽培記録としてのブログでありサイトなのでやはり真面目に更新するべきでしょう(誰に言ってるの)。

こちらは同株の2011年6月撮影。見た目は今と殆ど変わっていないが直径は2cm程度小さい。→2011年6月
もううちにはない別株だけれど葉先を枯れ込ませないとこんな感じで極薄葉の透け透け。→2006年4月
子吹きでは滅多に殖えない上、胴切りに失敗して潰した株が複数、実生は花が合わず種が採れず…で昔沢山あったのに今は数株しかない。
昨年の春にキッチンカルチャー(ご家庭内組織培養)で作った極小苗が2~3株生き残っているけれど培地から出して鉢上げした今も1~2cm程度。ロックウッディはとても成長が遅い。
*******************
ちょっとだけ更新頻度を上げてみた。ただハオルチアの写真を撮ってこんなんですよーと紹介するだけですが。
晩秋~春にかけてはハオルチアが一番綺麗になるシーズンなので、今のうちに綺麗な写真を撮り溜めしておきます(ネタストック)。
葉先が枯れ込みカサカサの玉葱のような姿になってそれ以外の部分への紫外線ダメージや蒸散を防ぎ、自らを守るように進化した、窓や透明感が特徴の軟葉系ハオルチアの中では特異な姿のロックウッディ。
この株はうちに来たのが記録によると2006年、12年目に突入した所。
輸入した際に既に実生から3~5年は経っていたサイズだったので、実際の所は15~17年の時を経た株。現在のお住まいは12cm角鉢。
Haworthia lockwoodii

葉先カサカサのぺらっぺら。

この年輪のように枯れ込んでいくのが味。

枯れ込ませないように大事に大事に作ると、本来非常に透明度が高い薄肌。枯れ込んだ後もその片鱗が伺える白く繊細なひらひらの葉先。

在りし日(って今もあるけど)の同株の姿はこちら。2006年12月撮影。11年前の画像ですがブログのストレージに残っているのですぐ見付かる。栽培記録としてのブログでありサイトなのでやはり真面目に更新するべきでしょう(誰に言ってるの)。

こちらは同株の2011年6月撮影。見た目は今と殆ど変わっていないが直径は2cm程度小さい。→2011年6月
もううちにはない別株だけれど葉先を枯れ込ませないとこんな感じで極薄葉の透け透け。→2006年4月
子吹きでは滅多に殖えない上、胴切りに失敗して潰した株が複数、実生は花が合わず種が採れず…で昔沢山あったのに今は数株しかない。
昨年の春にキッチンカルチャー(ご家庭内組織培養)で作った極小苗が2~3株生き残っているけれど培地から出して鉢上げした今も1~2cm程度。ロックウッディはとても成長が遅い。
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ちょっとだけ更新頻度を上げてみた。ただハオルチアの写真を撮ってこんなんですよーと紹介するだけですが。
晩秋~春にかけてはハオルチアが一番綺麗になるシーズンなので、今のうちに綺麗な写真を撮り溜めしておきます(ネタストック)。
雫絵巻
週末ごとに胴切りをざっくざくやっております。
ぶった斬る前に記念撮影。
「雫絵巻」 H. hybrid 'Shizuku-Emaki'
オブツーサとヴェヌスタ系の交配種の優品。

ブルーグレー~青紫の肌色、青光りする窓が美しく、すっと伸びた涼し気な葉型と条理が綺麗。

窓が大きく葉先まで透明、葉縁の鋸歯もガラス質で透明。

以前使っていた一眼が壊れてしまい、暫くコンデジを使っていましたが何だか色合いが気になるし思ったような写真が撮れなくなったので(何故だ?)、先日新しいカメラに買い換えました。
以前ほど写真を撮る頻度も高くないので一眼はやめて、動植物しか撮らないので接写に強く、水や汚れにも強い完全防水、すぐ落としたりぶつけたり飼育動物が飛び掛かって来たり噛み付いて来たりするので耐衝撃型のコンデジに。やっと慣れて割と思った通りの写真が撮れるようになって来た所です。
そして(話は戻る)撮影後、すぱこーん!と下葉を2層程度残して胴切り。
ハオルチアの胴切りは人によってナイフ、銅線、テグス、糸等を使用しますが。
私は絹糸もしくはナイロン製の細く強度があるミシン糸を使用。葉の重なりをよく見て、同じ層の葉の下に糸をくぐらせ、葉を傷付けないように茎(芯)だけを斬る。
葉挿しも実生も苦手・嫌いなので繁殖はもっぱら胴切りでやっているので、長年の修練の成果か、今では1枚たりとも葉を無駄にせず、葉に傷も入れずに上下を生き別れにすることができるようになりました(笑)
長年と言えば来月でサイト開設14周年、10月15日から15年目に入ります。
昔は毎日のように更新していたこのブログもぽつぽつ更新になってしまいました、昔は良く体力と時間があったなぁ…
何か気の利いた事を書こうと思うと(書けてないけど)中々筆が(タイピングだけど)進まないけれど、写真撮ってはいこれがナニですよ、という記事ならサクサク書ける気がするのでもうちょっと更新頻度を…上げ、あg…
…ではまた近いうちにお目に掛かりましょう♪
ぶった斬る前に記念撮影。
「雫絵巻」 H. hybrid 'Shizuku-Emaki'
オブツーサとヴェヌスタ系の交配種の優品。

ブルーグレー~青紫の肌色、青光りする窓が美しく、すっと伸びた涼し気な葉型と条理が綺麗。

窓が大きく葉先まで透明、葉縁の鋸歯もガラス質で透明。

以前使っていた一眼が壊れてしまい、暫くコンデジを使っていましたが何だか色合いが気になるし思ったような写真が撮れなくなったので(何故だ?)、先日新しいカメラに買い換えました。
以前ほど写真を撮る頻度も高くないので一眼はやめて、動植物しか撮らないので接写に強く、水や汚れにも強い完全防水、すぐ落としたりぶつけたり飼育動物が飛び掛かって来たり噛み付いて来たりするので耐衝撃型のコンデジに。やっと慣れて割と思った通りの写真が撮れるようになって来た所です。
そして(話は戻る)撮影後、すぱこーん!と下葉を2層程度残して胴切り。
ハオルチアの胴切りは人によってナイフ、銅線、テグス、糸等を使用しますが。
私は絹糸もしくはナイロン製の細く強度があるミシン糸を使用。葉の重なりをよく見て、同じ層の葉の下に糸をくぐらせ、葉を傷付けないように茎(芯)だけを斬る。
葉挿しも実生も苦手・嫌いなので繁殖はもっぱら胴切りでやっているので、長年の修練の成果か、今では1枚たりとも葉を無駄にせず、葉に傷も入れずに上下を生き別れにすることができるようになりました(笑)
長年と言えば来月でサイト開設14周年、10月15日から15年目に入ります。
昔は毎日のように更新していたこのブログもぽつぽつ更新になってしまいました、昔は良く体力と時間があったなぁ…
何か気の利いた事を書こうと思うと(書けてないけど)中々筆が(タイピングだけど)進まないけれど、写真撮ってはいこれがナニですよ、という記事ならサクサク書ける気がするのでもうちょっと更新頻度を…上げ、あg…
…ではまた近いうちにお目に掛かりましょう♪
2017/09/27 Wed. 12:10 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
クリッペンシス (Haworthia klipensis)
実に久々のこのブログ本来の記事うーーーーp
…あんまり久し振り過ぎてテンションが分かりません、失礼しました。
クリッペンシス
Haworthia klipensis n.n. MBB7586 Kliprivier, Uniondale

上3枚は今年の4月の撮影。夜に蛍光灯下で。

強烈な透明度と青光り。画像では本来の透明感は完全には表現できません。
透明草好きの方は是非入手されることをお勧めする種。

2017年9月18日撮影分、昼間ナチュラルな太陽光で(カメラも変わりました)。
最新の学名がH. klipensis (n.n.)だけれども、Sheilamのリストにはゴルドニアナで載っており、Bayer氏はHaworthia cooperi ‘transiens’としている。
いずれにしろ非常に魅力的な種。入手が困難っぽいけどもう1~2株欲しいな。


なかなか子吹きしないし1株しかないので予備を作りたいので胴切りしようとしてみたところ、どうも芯が深くてうまく切れそうにないので断念。もう一回り大きくなってからにします。
**********************************
先々週からざっくざっくと胴切り祭を開催中、2週間経って大体無事小さい芽が出て来ているところ。
一昨年、春先に斑入りのオブツーサ系を全部胴切りしたら何故か下半身が軒並み潰れてしまって、せっかくそれなりサイズになっていた子株も全滅してしまった。過去10数年そんなことは経験がなかったので、怖くなって昨年はほぼ胴切り繁殖には手を付けていなかったのだが今年はまた切ってみている。涼しくなってからにしてみたので大丈夫でしょ多分。またおかしなことになったら多分何か呪われているだろうのでお祓いにでも行きます。
…あんまり久し振り過ぎてテンションが分かりません、失礼しました。
クリッペンシス
Haworthia klipensis n.n. MBB7586 Kliprivier, Uniondale

上3枚は今年の4月の撮影。夜に蛍光灯下で。

強烈な透明度と青光り。画像では本来の透明感は完全には表現できません。
透明草好きの方は是非入手されることをお勧めする種。

2017年9月18日撮影分、昼間ナチュラルな太陽光で(カメラも変わりました)。
最新の学名がH. klipensis (n.n.)だけれども、Sheilamのリストにはゴルドニアナで載っており、Bayer氏はHaworthia cooperi ‘transiens’としている。
いずれにしろ非常に魅力的な種。入手が困難っぽいけどもう1~2株欲しいな。


なかなか子吹きしないし1株しかないので予備を作りたいので胴切りしようとしてみたところ、どうも芯が深くてうまく切れそうにないので断念。もう一回り大きくなってからにします。
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先々週からざっくざっくと胴切り祭を開催中、2週間経って大体無事小さい芽が出て来ているところ。
一昨年、春先に斑入りのオブツーサ系を全部胴切りしたら何故か下半身が軒並み潰れてしまって、せっかくそれなりサイズになっていた子株も全滅してしまった。過去10数年そんなことは経験がなかったので、怖くなって昨年はほぼ胴切り繁殖には手を付けていなかったのだが今年はまた切ってみている。涼しくなってからにしてみたので大丈夫でしょ多分。またおかしなことになったら多分何か呪われているだろうのでお祓いにでも行きます。