名残雪 

もう3月だというのに朝からふわふわした雪が降っていた。フロントガラスにふわりと落ちてはすっと消えて行く。多分これで最後の、名残雪。

雪が降ると数年前の冬、身内が亡くなった時のことを思い出す。
通夜~葬儀、色々な諸手続きが終わるまでの間、ずっと雪で葬儀当日と翌日は当地にしては珍しい積雪、車もタイヤチェーンを巻かないと動けない程だった。
入院先の病院にお礼と精算をしに出掛けた際、坂の上にある病院へは車では行けず、車を坂下に停めて殆ど足跡のない雪を踏み締めながら坂を上り…途中で滑って転んで、尻餅をついた。なんだか笑うのもどうかと妙にぎこちなかった。
その前後バタバタして色々な事がありすぎて、一つ一つのことは余り記憶にないのだが、転んだ時に見た鉛色の雪空と可笑しいのだが物悲しいあの気分だけは覚えている。

明日からは暖かいようで、もうすぐ桜が咲いてしまうだろう。先月の暖かくなった際の陽気に騙されて先走って咲いていた木も結構見た。

いつだったか遠出した先で、まだ咲き始めの桜並木と、風が早々に千切ってしまったさらさらとした薄い花吹雪を車窓から見ていた。暖かくて春の匂いがしてとても幸せな気分で、その時一緒に居た相手と縁が切れても桜を見る度にその人の事と空気の匂いを思い出すのだろうなと思った。失くす前に失くした後の事を考えている自分が可笑しかったのだが(笑)<まぁ若気の至り?(違


気候が良くなってきたら多分体調も上向きになるだろう(希望的観測?)。またそろそろ家出虫が騒ぎ出したのでさくっと復調して元気に出掛けたい。
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2007/03/08 Thu. 23:59 [edit]

Category: 雑感

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