赤オブツーサ
大分暖かくなって来て、シワ気味だったハオルチアも膨らんで、赤や黄色に染まるハオルチアはこれから3月くらい迄が一番綺麗な季節。
それ以降は気温が上がって成長が促進するので赤い色素は消散して緑に戻る。
大型オブツーサ。OB-11とかいう番号が付いていた物。一応紫オブツーサと言っていいはず。

紫オブツーサも色々あって、ドドソン紫やOB-1とか言われる物は青黒い紫色。こちらは赤味が強い紫のタイプ。
と言ってもドド紫やOB-1は少々遮光しても割と執念深く紫だが、この株は油断すると青緑になる。
これは同じ株の2009年11月末の画像。

実は赤い時期は余り透明度は高くない。正直に撮るとこんな感じ。

ちょっと透過光にするとそれっぽく。

*****
年が開けてまだちょっとしか経っていない感覚だが既に3月目前、この冬の寒さももう終わったかな。
ホースで気持ちよくざぶざぶ水を撒ける季節になった。冬とは違って遠慮なく水を撒き散らかした後、埃を洗い流されて陽に当たった水滴がキラキラ光るハオルチアを見て一服…いや煙草吸わんけど。
ちょっと肌寒い位の風に当たりながら植物を眺めて清清しい気分…じゃない、目ぇ痒いよ!もう黄砂飛んでるよ!
そう言えば昨日やたら片目が痛くて、今年の黄砂シーズンも始まったかと思っていたが目薬を差しても目を洗っても全く改善せず、ゴロゴロする違和感が取れず、涙がボロボロ出るわ痛いわでもしかして何か入っているのかと目蓋を引っ張ったり引っくり返したりしながら鏡とにらめっこすること15分。
出ました5cm位の長い猫毛がずるずると。一体どこに入っていたんだ、それよりどうやって入ったんだそんな長いの。
今年は花粉の飛散量も物凄く多いらしい。花粉症の皆様もどうぞご自愛下さい。園芸はマスク完備で。
それ以降は気温が上がって成長が促進するので赤い色素は消散して緑に戻る。
大型オブツーサ。OB-11とかいう番号が付いていた物。一応紫オブツーサと言っていいはず。

紫オブツーサも色々あって、ドドソン紫やOB-1とか言われる物は青黒い紫色。こちらは赤味が強い紫のタイプ。
と言ってもドド紫やOB-1は少々遮光しても割と執念深く紫だが、この株は油断すると青緑になる。
これは同じ株の2009年11月末の画像。

実は赤い時期は余り透明度は高くない。正直に撮るとこんな感じ。

ちょっと透過光にするとそれっぽく。

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年が開けてまだちょっとしか経っていない感覚だが既に3月目前、この冬の寒さももう終わったかな。
ホースで気持ちよくざぶざぶ水を撒ける季節になった。冬とは違って遠慮なく水を撒き散らかした後、埃を洗い流されて陽に当たった水滴がキラキラ光るハオルチアを見て一服…いや煙草吸わんけど。
ちょっと肌寒い位の風に当たりながら植物を眺めて清清しい気分…じゃない、目ぇ痒いよ!もう黄砂飛んでるよ!
そう言えば昨日やたら片目が痛くて、今年の黄砂シーズンも始まったかと思っていたが目薬を差しても目を洗っても全く改善せず、ゴロゴロする違和感が取れず、涙がボロボロ出るわ痛いわでもしかして何か入っているのかと目蓋を引っ張ったり引っくり返したりしながら鏡とにらめっこすること15分。
出ました5cm位の長い猫毛がずるずると。一体どこに入っていたんだ、それよりどうやって入ったんだそんな長いの。
今年は花粉の飛散量も物凄く多いらしい。花粉症の皆様もどうぞご自愛下さい。園芸はマスク完備で。
バリエガタバリエガタ
バリエガタ(variegata)というと斑入りが思い浮かぶが、本来斑紋が入っているという意味合い。
バリエガタ変種モデスタ(Haworthia variegata v. modesta Kathoek)
細い窓が斑紋に見えるのが特徴の小型ハオルチア。仔吹き旺盛で群生する。@3号鉢。

どうしようもない雑草の群れに見えるが…
じっと見て。

更に近付くと。

一部斑入り株があるのです。
よってHaworthia variegata v. modesta f. variegataとなり、私の大好物のデータ付き原種斑入りに化けるのであります。

くっきりはっきり斑入りは1株。横の株の葉にかすかに斑、群生の反対側にもちょっと怪しい色の葉がある株がいくつか。でも多分消える。
暖かくなったら斑入り株を外して肥培して斑入りの群生を作るんだ。
とか書くと変なフラグ立って枯れそうな気もしないでもないが。
何か全体的に斑の気を感じるのだが、緑のところをいくつか毟って放出した。どこかで斑入りが発生すれば楽しいな。まぁなかなかないだろうけど。
*****
明日は大分暖かくなりそうなのでこってり園芸の予定。植え替えシーズン開始。
昨年は春も秋もサボりまくりだったので今季は真面目にやらねば。
週明けにはまたオークション出品予定です。ハオルチア中心。
バリエガタ変種モデスタ(Haworthia variegata v. modesta Kathoek)
細い窓が斑紋に見えるのが特徴の小型ハオルチア。仔吹き旺盛で群生する。@3号鉢。

どうしようもない雑草の群れに見えるが…
じっと見て。

更に近付くと。

一部斑入り株があるのです。
よってHaworthia variegata v. modesta f. variegataとなり、私の大好物のデータ付き原種斑入りに化けるのであります。

くっきりはっきり斑入りは1株。横の株の葉にかすかに斑、群生の反対側にもちょっと怪しい色の葉がある株がいくつか。でも多分消える。
暖かくなったら斑入り株を外して肥培して斑入りの群生を作るんだ。
とか書くと変なフラグ立って枯れそうな気もしないでもないが。
何か全体的に斑の気を感じるのだが、緑のところをいくつか毟って放出した。どこかで斑入りが発生すれば楽しいな。まぁなかなかないだろうけど。
*****
明日は大分暖かくなりそうなのでこってり園芸の予定。植え替えシーズン開始。
昨年は春も秋もサボりまくりだったので今季は真面目にやらねば。
週明けにはまたオークション出品予定です。ハオルチア中心。
チレコドン・シングラリス その後のその後
昨年10月、11月と様子をUPしていたチレコドン・シングラリス(Tylecodon singularis)、2株同じ鉢だったのを12月に分けて植え替え、年末辺りからやっとそれらしい顔になった。
名前の通りの1枚葉。

こちらの株は2枚葉。

これ↓が(10月)、

↓
こうなって(11月)、

↓
こうなった(2月)。

先に紫の玉が付いた微毛はそのまま。触るともふもふした感触。

葉裏はちょっとグロ。感触はキクラゲ。ほぼ見たまんま。

株が充実すると葉も次第に大きくなる。まだ輸入して一作目、ここ1ヶ月葉の大きさは変わっていないので今季はこの位の大きさで打ち止めかと。何しろ塊根はエンピツより細い程度なのでこれでも頑張っているような。
写真で見た物は葉の直径が10cmを超えて鉢の表面をべろんと覆っていた。そんな大株を目指したいが何年掛かることやら。夏に葉が消えるタイプの多肉はずっと苦手意識を持っていて、休眠期の水遣り加減が分からず結構駄目にしていたがここ2年程は成績がいい。涼しくなるとちゃんと葉を出して生存報告をしてくれる。
半分忘れた振りをして横目でチラチラ見る程度の管理が丁度いいらしい。
もうちょっと欲しいがどこから輸入したのか記憶にない。心当たりの業者の販売リストを当たってみるが載ってない。
ハオルチアはデータ命なので必ずきっちり学名・データ・輸入元・日時を入れた札を作って挿すが、こういうのは杜撰な管理。そしてもう一度欲しいなと思う物に限ってちゃんと札を書いていなかったりする。
**********
連休明けにオークション出品予定です。多分20数点位?
名前の通りの1枚葉。

こちらの株は2枚葉。

これ↓が(10月)、

↓
こうなって(11月)、

↓
こうなった(2月)。

先に紫の玉が付いた微毛はそのまま。触るともふもふした感触。

葉裏はちょっとグロ。感触はキクラゲ。ほぼ見たまんま。

株が充実すると葉も次第に大きくなる。まだ輸入して一作目、ここ1ヶ月葉の大きさは変わっていないので今季はこの位の大きさで打ち止めかと。何しろ塊根はエンピツより細い程度なのでこれでも頑張っているような。
写真で見た物は葉の直径が10cmを超えて鉢の表面をべろんと覆っていた。そんな大株を目指したいが何年掛かることやら。夏に葉が消えるタイプの多肉はずっと苦手意識を持っていて、休眠期の水遣り加減が分からず結構駄目にしていたがここ2年程は成績がいい。涼しくなるとちゃんと葉を出して生存報告をしてくれる。
半分忘れた振りをして横目でチラチラ見る程度の管理が丁度いいらしい。
もうちょっと欲しいがどこから輸入したのか記憶にない。心当たりの業者の販売リストを当たってみるが載ってない。
ハオルチアはデータ命なので必ずきっちり学名・データ・輸入元・日時を入れた札を作って挿すが、こういうのは杜撰な管理。そしてもう一度欲しいなと思う物に限ってちゃんと札を書いていなかったりする。
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連休明けにオークション出品予定です。多分20数点位?
丼一杯
どうも最近半減している気がするのでハオルチア記事を書きましょう。
丼(4号鉢)。

激しく雑草のような群生に見えるが、ディモルファ。群生株でなく寄せ植え。何株あるかは忘れました。
昨年11月だか12月だかに輸入して、個別に植えるのが面倒臭いので発根までの仮植えのつもりで突っ込んでいたらばっちり根が張って引っ張っても抜けず…当分このままでいいか。
徒長気味なのでもう少し暖かくなったら個別に植えてちゃんと養生しよう。

花芽が上がったけれど経験上右側のはすぐ枯れる。蕾の下で細くなっている花茎は開花せずそのままくたっとなって枯れる場合が多い。
ディモルファは昨年も何度か花芽が上がったが、ちゃんと開花を見た記憶がない。全て多分大元が同じ組織培養苗なので、何かこじれている素質を持っているのかも?
別系統のディモルファもあるので出来れば掛けて実生したいんだけれど無理かな。
**********
以下トカゲ注意。

散歩中のヒョウモントカゲモドキと見ない振りをする猫。
猫的には変なモノが縄張りをうろうろするので不幸だと申しております。
丼(4号鉢)。

激しく雑草のような群生に見えるが、ディモルファ。群生株でなく寄せ植え。何株あるかは忘れました。
昨年11月だか12月だかに輸入して、個別に植えるのが面倒臭いので発根までの仮植えのつもりで突っ込んでいたらばっちり根が張って引っ張っても抜けず…当分このままでいいか。
徒長気味なのでもう少し暖かくなったら個別に植えてちゃんと養生しよう。

花芽が上がったけれど経験上右側のはすぐ枯れる。蕾の下で細くなっている花茎は開花せずそのままくたっとなって枯れる場合が多い。
ディモルファは昨年も何度か花芽が上がったが、ちゃんと開花を見た記憶がない。全て多分大元が同じ組織培養苗なので、何かこじれている素質を持っているのかも?
別系統のディモルファもあるので出来れば掛けて実生したいんだけれど無理かな。
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以下トカゲ注意。

散歩中のヒョウモントカゲモドキと見ない振りをする猫。
猫的には変なモノが縄張りをうろうろするので不幸だと申しております。
エリオスペルマム・ドレゲイ
付属器付きのエリオスペルマム、ドレゲイ。
今季も無事昨年11月頃から葉を出し生存確認出来た。冬型なので寒さには強く、気温0度でもどうってことないとおっしゃっていた。
Eriospermum dregei 3号鉢。

付属器が大きく、フエルト状の毛がふかふかと濃いタイプのよう。以前育てていて腐らせてしまった株は同じ塊根サイズでも付属器が小さく、毛も薄かった。

葉本体はここのちんまりした刀の鍔のようなやつ。何か余分な毛がぴょろんと生えてますね。

根茎は丸出しで植えてある。多分埋めた方が生育がいい。あと1株別にあるがそっちも丸出しにしていたら今季は動いていない。死んだのかと思ったが根茎を触るとがっちり硬く詰まっているので単にヘソ曲げて1年ストライキすることにしたらしい。

**********
暦の上では春とは良く言ったもので、立春過ぎてちょっとだけ暖かくなった。今週はこの陽気が続きそうなので久々にざぶざぶ水遣り、植え替えも少し。また寒の戻りがあって3月に入ってから雪が降ったりするのも毎年のことなので油断出来ないが、しばらくは植物も人間もちょっと一息。
動物たちも元気、傍若無人の暴れん坊だったイグアナのリオンもすっかり馴れて肩乗りで毎日幸せな気分にしてくれるし、毎年恒例冬季の鬱々とした気分も大分晴れてきた。
旧暦の正月も迎えたことだし、すっきりした気分で春を迎えたい…けどそろそろ何か飛んで来てる、目が痒い。冬季鬱の後は黄砂と化学物質付き季節風に悩まされるシーズンがやって来るのでありました。
暑いのは苦手だし秋にはまた何か飛んで来るし、結局一年中不平不満を言っているような気がする。
もしかして今も後で椅子の背もたれの隙間から前足で飼い主の背中に手を出し、服にツメを掛けて引っ張ってにゃごにゃご言っているうるさい奴の性格は飼い主に似たんだろうか…?
にゃんこも元気です、料理中に手が離せず鳴いているのを2分ほど放置したら感極まってゲロ吐いて気絶しそうになってたけど。
まるで飼い主が虐待しているみたいなのでそういうの止めてください…。
今季も無事昨年11月頃から葉を出し生存確認出来た。冬型なので寒さには強く、気温0度でもどうってことないとおっしゃっていた。
Eriospermum dregei 3号鉢。

付属器が大きく、フエルト状の毛がふかふかと濃いタイプのよう。以前育てていて腐らせてしまった株は同じ塊根サイズでも付属器が小さく、毛も薄かった。

葉本体はここのちんまりした刀の鍔のようなやつ。何か余分な毛がぴょろんと生えてますね。

根茎は丸出しで植えてある。多分埋めた方が生育がいい。あと1株別にあるがそっちも丸出しにしていたら今季は動いていない。死んだのかと思ったが根茎を触るとがっちり硬く詰まっているので単にヘソ曲げて1年ストライキすることにしたらしい。

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暦の上では春とは良く言ったもので、立春過ぎてちょっとだけ暖かくなった。今週はこの陽気が続きそうなので久々にざぶざぶ水遣り、植え替えも少し。また寒の戻りがあって3月に入ってから雪が降ったりするのも毎年のことなので油断出来ないが、しばらくは植物も人間もちょっと一息。
動物たちも元気、傍若無人の暴れん坊だったイグアナのリオンもすっかり馴れて肩乗りで毎日幸せな気分にしてくれるし、毎年恒例冬季の鬱々とした気分も大分晴れてきた。
旧暦の正月も迎えたことだし、すっきりした気分で春を迎えたい…けどそろそろ何か飛んで来てる、目が痒い。冬季鬱の後は黄砂と化学物質付き季節風に悩まされるシーズンがやって来るのでありました。
暑いのは苦手だし秋にはまた何か飛んで来るし、結局一年中不平不満を言っているような気がする。
もしかして今も後で椅子の背もたれの隙間から前足で飼い主の背中に手を出し、服にツメを掛けて引っ張ってにゃごにゃご言っているうるさい奴の性格は飼い主に似たんだろうか…?
にゃんこも元気です、料理中に手が離せず鳴いているのを2分ほど放置したら感極まってゲロ吐いて気絶しそうになってたけど。
まるで飼い主が虐待しているみたいなのでそういうの止めてください…。
アイクリソン・ベテンコーティアヌム
小さなロゼットが可愛いカナリア諸島原産のアイクリソンの仲間。その中でFuerteventura島に固有の品種であるベテンコーティアヌム。
ちゃんと産地の札も付いてやって来たこの株。
Aichryson bethencourtianum Fuerteventura

良く出回っている品種にトルツオーサムがあるが、一見全く違いが分からない。
トルツオーサムの方が葉に若干艶があり、毛が薄いらしい。と言うけれど、別なソースでは逆だったり。元記載の文献でも見ないと正確なことは言えないような。
ベテンコーティアヌム。

トルツオーサム。

それぞれその札で私が入手した物で、本当に札が合っているかどうかは保証なしだが(多肉の札のぐちゃぐちゃさ加減は皆さんご承知の通り)、言われてみると確かにこの2株だとトルツオーサム札の方が若干薄毛ではある。
同環境で強光栽培した場合、トルツオーサムの方が紅葉し易いというのもどこかで見た。確かに夏場は真っ赤になっていた。
この二種の大きな違いは茎の性質とそれに伴う草丈にあるとかで、トルツオーサムは茎立ちしてしゃっきり立ち上がり小潅木状になるが、ベテンコーティアヌムは這い性で倒れるように横に広がりトルツオーサムより草丈が低いということ。
数値で両種を同時に示してある情報は見付けられなかったが、ざっくりまとめて完成株で最大の草丈がトルツオーサムは20cm程度からそれ以上、ベテンコーティアヌムは12~20cm以内といったところ?栽培下では育て方次第でいくらでも変化するのでこういう曖昧なデータは余りあてにしない方がいいかも。ネット上の情報は不確かかつ素人意見が殆どだし。書いておいてなんですが。
うちのベテンコーティアヌム。確かに枝は横に這っている。現在3号鉢一杯、草丈7~8cm程度。トルツオーサムの同程度の株はもっとしっかり自立して草丈も15cmを超えている。

葉の大きさや毛具合は栽培方法でかなり変わるのでこの2種の同定の指標にはならない感じ。
同じ環境でしばらく育てて、同じ株サイズで並べて茎が立っているか這っているか比べ+毛具合を比較すればやっと区別が付くといった感じかも。微妙。
海外サイトでも見分けが付かない個体の画像がそれぞれの名前で上がっていて、あるサイトではベテンコーティアヌムとされるものが別サイトではトルツオーサムだったり。交雑種もあるだろうのでお手上げ。
オマケ。以前やはりベテンコーティアヌム名で頂いた株。

上の2種と全く同じ環境で育てていても、葉が間延びして大きく肉が薄く毛も薄い。ロゼット径は1.5~2倍にもなる。
こういうタイプがベテンコーティアヌムとされているのを時々見ますが、多分ラクサム(Aichryson laxum)の一種、その他交配種の何かだと思います。
ラクサムはヴァリエーション色々だがいずれもベテンコーティアヌム、トルツオーサムより葉が大きめで肉が薄く葉柄が長い。艶々した物から長めの毛が生えたタイプまで色々。開花後枯れてしまうのが特徴の一つ。

何にしろ私見なので、後程間違っているのが判明した場合は記事訂正します。
この辺はカナリア諸島に乗り込んで実際生えている所から毟って来た株でないと、本当に正確なことは言えないんじゃないかとか思います。
<2月11日追記>
上のラクサムじゃないかと書いた個体ですが、頂いた方から「アイクリソン錦の斑抜けのようです」とご連絡いただきました。(上記若干訂正しました)
ラクサムだと開花後枯れます(上の株はまだ未開花)。
アイクリソン錦は交配、輸入すると同じ物が「アエオニウムsp.錦」や「cv. Abbey Brook」で入って来たりもします。
札不明怪しい何かの一種です。綺麗ですけどね^^
ちゃんと産地の札も付いてやって来たこの株。
Aichryson bethencourtianum Fuerteventura

良く出回っている品種にトルツオーサムがあるが、一見全く違いが分からない。
トルツオーサムの方が葉に若干艶があり、毛が薄いらしい。と言うけれど、別なソースでは逆だったり。元記載の文献でも見ないと正確なことは言えないような。
ベテンコーティアヌム。

トルツオーサム。

それぞれその札で私が入手した物で、本当に札が合っているかどうかは保証なしだが(多肉の札のぐちゃぐちゃさ加減は皆さんご承知の通り)、言われてみると確かにこの2株だとトルツオーサム札の方が若干薄毛ではある。
同環境で強光栽培した場合、トルツオーサムの方が紅葉し易いというのもどこかで見た。確かに夏場は真っ赤になっていた。
この二種の大きな違いは茎の性質とそれに伴う草丈にあるとかで、トルツオーサムは茎立ちしてしゃっきり立ち上がり小潅木状になるが、ベテンコーティアヌムは這い性で倒れるように横に広がりトルツオーサムより草丈が低いということ。
数値で両種を同時に示してある情報は見付けられなかったが、ざっくりまとめて完成株で最大の草丈がトルツオーサムは20cm程度からそれ以上、ベテンコーティアヌムは12~20cm以内といったところ?栽培下では育て方次第でいくらでも変化するのでこういう曖昧なデータは余りあてにしない方がいいかも。ネット上の情報は不確かかつ素人意見が殆どだし。書いておいてなんですが。
うちのベテンコーティアヌム。確かに枝は横に這っている。現在3号鉢一杯、草丈7~8cm程度。トルツオーサムの同程度の株はもっとしっかり自立して草丈も15cmを超えている。

葉の大きさや毛具合は栽培方法でかなり変わるのでこの2種の同定の指標にはならない感じ。
同じ環境でしばらく育てて、同じ株サイズで並べて茎が立っているか這っているか比べ+毛具合を比較すればやっと区別が付くといった感じかも。微妙。
海外サイトでも見分けが付かない個体の画像がそれぞれの名前で上がっていて、あるサイトではベテンコーティアヌムとされるものが別サイトではトルツオーサムだったり。交雑種もあるだろうのでお手上げ。
オマケ。以前やはりベテンコーティアヌム名で頂いた株。

上の2種と全く同じ環境で育てていても、葉が間延びして大きく肉が薄く毛も薄い。ロゼット径は1.5~2倍にもなる。
こういうタイプがベテンコーティアヌムとされているのを時々見ますが、多分ラクサム(Aichryson laxum)の一種、その他交配種の何かだと思います。
ラクサムはヴァリエーション色々だがいずれもベテンコーティアヌム、トルツオーサムより葉が大きめで肉が薄く葉柄が長い。艶々した物から長めの毛が生えたタイプまで色々。開花後枯れてしまうのが特徴の一つ。

何にしろ私見なので、後程間違っているのが判明した場合は記事訂正します。
この辺はカナリア諸島に乗り込んで実際生えている所から毟って来た株でないと、本当に正確なことは言えないんじゃないかとか思います。
<2月11日追記>
上のラクサムじゃないかと書いた個体ですが、頂いた方から「アイクリソン錦の斑抜けのようです」とご連絡いただきました。(上記若干訂正しました)
ラクサムだと開花後枯れます(上の株はまだ未開花)。
アイクリソン錦は交配、輸入すると同じ物が「アエオニウムsp.錦」や「cv. Abbey Brook」で入って来たりもします。
札不明怪しい何かの一種です。綺麗ですけどね^^
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