アイクリソン・ベテンコーティアヌム 

小さなロゼットが可愛いカナリア諸島原産のアイクリソンの仲間。その中でFuerteventura島に固有の品種であるベテンコーティアヌム。

ちゃんと産地の札も付いてやって来たこの株。

Aichryson bethencourtianum Fuerteventura
アイクリソン・ベテンコーティアヌム

良く出回っている品種にトルツオーサムがあるが、一見全く違いが分からない。

トルツオーサムの方が葉に若干艶があり、毛が薄いらしい。と言うけれど、別なソースでは逆だったり。元記載の文献でも見ないと正確なことは言えないような。

ベテンコーティアヌム。
アイクリソン・ベテンコーティアヌム

トルツオーサム。
アイクリソン・トルツオーサム

それぞれその札で私が入手した物で、本当に札が合っているかどうかは保証なしだが(多肉の札のぐちゃぐちゃさ加減は皆さんご承知の通り)、言われてみると確かにこの2株だとトルツオーサム札の方が若干薄毛ではある。

同環境で強光栽培した場合、トルツオーサムの方が紅葉し易いというのもどこかで見た。確かに夏場は真っ赤になっていた。

この二種の大きな違いは茎の性質とそれに伴う草丈にあるとかで、トルツオーサムは茎立ちしてしゃっきり立ち上がり小潅木状になるが、ベテンコーティアヌムは這い性で倒れるように横に広がりトルツオーサムより草丈が低いということ。

数値で両種を同時に示してある情報は見付けられなかったが、ざっくりまとめて完成株で最大の草丈がトルツオーサムは20cm程度からそれ以上、ベテンコーティアヌムは12~20cm以内といったところ?栽培下では育て方次第でいくらでも変化するのでこういう曖昧なデータは余りあてにしない方がいいかも。ネット上の情報は不確かかつ素人意見が殆どだし。書いておいてなんですが。

うちのベテンコーティアヌム。確かに枝は横に這っている。現在3号鉢一杯、草丈7~8cm程度。トルツオーサムの同程度の株はもっとしっかり自立して草丈も15cmを超えている。
アイクリソン・ベテンコーティアヌム

葉の大きさや毛具合は栽培方法でかなり変わるのでこの2種の同定の指標にはならない感じ。
同じ環境でしばらく育てて、同じ株サイズで並べて茎が立っているか這っているか比べ+毛具合を比較すればやっと区別が付くといった感じかも。微妙。

海外サイトでも見分けが付かない個体の画像がそれぞれの名前で上がっていて、あるサイトではベテンコーティアヌムとされるものが別サイトではトルツオーサムだったり。交雑種もあるだろうのでお手上げ。


オマケ。以前やはりベテンコーティアヌム名で頂いた株。
アイクリソン

上の2種と全く同じ環境で育てていても、葉が間延びして大きく肉が薄く毛も薄い。ロゼット径は1.5~2倍にもなる。

こういうタイプがベテンコーティアヌムとされているのを時々見ますが、多分ラクサム(Aichryson laxum)の一種、その他交配種の何かだと思います。

ラクサムはヴァリエーション色々だがいずれもベテンコーティアヌム、トルツオーサムより葉が大きめで肉が薄く葉柄が長い。艶々した物から長めの毛が生えたタイプまで色々。開花後枯れてしまうのが特徴の一つ。

アイクリソン

何にしろ私見なので、後程間違っているのが判明した場合は記事訂正します。

この辺はカナリア諸島に乗り込んで実際生えている所から毟って来た株でないと、本当に正確なことは言えないんじゃないかとか思います。

<2月11日追記>
上のラクサムじゃないかと書いた個体ですが、頂いた方から「アイクリソン錦の斑抜けのようです」とご連絡いただきました。(上記若干訂正しました)

ラクサムだと開花後枯れます(上の株はまだ未開花)。

アイクリソン錦は交配、輸入すると同じ物が「アエオニウムsp.錦」や「cv. Abbey Brook」で入って来たりもします。
札不明怪しい何かの一種です。綺麗ですけどね^^

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2011/02/03 Thu. 17:19 [edit]

Category: 多肉植物(その他)

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