ピンクのブルビネ・メセンブリアントイデス 

昨年5月のブルビネ・メセンブリアントイデス(Bulbine mesembryanthoides)

青々としたまま葉先が潰れて、
Bulbine mesembryanthoides

透明度高く、一応ちょっとだけ青光りしていた。秋までずっとこの色合いだった。
Bulbine mesembryanthoides

今年のブルビネ・メセンブリアントイデス。
置き場所は変わっていないのに何故ピンク?
Bulbine mesembryanthoides

踏ん付けたように葉先が潰れる。
Bulbine mesembryanthoides

でも光らない。
Bulbine mesembryanthoides

裏側からライトを当てて撮影しても光らない。
Bulbine mesembryanthoides

最初の鬼のように群生していた株をばらしたうちの1つなのに色が全く違う。昨年のこの時期より暑いのか?去年も猛暑だったよね?植え替えて土が変わっているのでそのせいか?(昨年は普通に多肉用にブレンドした土、今年はゴールデン単用)
でも多分土は関係なくて何かの弾みで日当りが昨年とは微妙に違うんだろう。

今の時期1株から何本も花茎を伸ばして咲きまくるけれど、基本的に自家受粉はしない。うちにあるのは全部同クローンなので別株で受粉作業しても全く種が付かない。
これとは別にBulbine aff. mesembryanthoides(メセンブリアントイデス近似種)と言う札の輸入株があるのでそれと掛けてみたら種が取れた。aff.となっているけれど何処からどう見てもメセンブリアントイデスとの違いが分からない、個体差とか地域変種とかの範囲内に見える程度の株。この実生苗には「ブルビネ メセンブリアントイデス x ブルビネ aff.メセンブリアントイデス」という長ったらしい早口言葉のような札を付けないといけないのかな。

* * * * * * *

相変わらずちょっと不満があるとすぐスプレー行動に移る猫との戦いが続いております。
何か家中がほんのり猫シッコ臭い気がするよ。

友人宅のユーリより4歳ほど年上の猫さんが、つい最近天寿を全うしてあちら側へ。私の先代猫も現在のユーリより3歳年上の時点であちらへ行った。
毎日何かしらスプレー攻撃された布類をうんざりしながら洗濯しているけれど、一緒に居られるのも後数年かと思うと、発情してスプレーする元気があるだけありがたいことかとも思ったり。
でもそう思った一瞬後、またハンガーから私の服を引き摺り下ろして寄り目でプルプル放尿しているのを発見すると「ぎゃぁあああ!」と叫ぶと同時に殺意のような物を覚えたりするんですけどね(笑)

昨年と一昨年はこんな激しい発情期はなかったと記憶している。もう少し枯れ始めたのかと思っていた。それ以前でもどんなに長くても梅雨明けと共に収まっていたので今年もその辺で切り上げてくれと切なる願いと共に洗濯機を回し、空気清浄機をフルでターボ運転し、スプレーされそうな所にペットシーツを養生テープで貼り付けて回る飼い主でした。

ちょっとモフモフしててヒゲが生えてて耳が大きくて肉球がぷにょぷにょしてて可愛いと思って何をしても許されると思っている猫って魔性。


2011/06/30 Thu. 17:33 [edit]

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コンプトアナ錦 

毎年種を採ろうと色々掛けてみているコンプトニアナ錦。

しかし母株にすると全く稔らず、2007年から毎年受粉作業をするも今年まで全滅、数年前に花粉が勿体無いと他のコンプトに掛けてみたらそれは結実したので何か生殖能力が微妙。

そして栽培6年目にしてとうとう真っ黄色になって来た。以前の画像は⇒こちら(空中庭園+HAWORTHIA.JP)。

コンプトニアナ錦

「まっきいろ」と入力して変換すると「末期色」となったがそれも強ち間違っていない。

コンプトニアナ錦

まだ裏側には緑があるので大丈夫かな、大丈夫だよね。

コンプトニアナ錦

この辺の斑回りの良い葉を毟って挿すか、首を飛ばして仔を取るか悩んでいる所。全部真っ黄色になっても数年は保つが提灯になるといずれ駄目になるんだよね。

コンプトニアナ錦

多分斬首の方が確実か。
しかしこの時期にやると一瞬で全滅の場合もあるしなーでも我慢できずにやっちゃうんだよなー。

* * * * *

夏ですよ夏。気温35度超え。久々の晴れしかし物凄い湿気。夕立的な通り雨があって少し涼しくなったかと思うと一瞬で止んでしまい更に湿度が上がる。
こういう時は根腐れ注意報。朝まで元気だったハオルチアが夕方には根が煮え、果てや本体もキュウリ汁の入った袋の集合体になっていたりする。

猫の粗相が引き続き物凄く、昨日は飼い主毛布、ソファ、何故か台所のマットと立て続けにやらかし洗濯に追われ、構え構えと鳴き叫ぶ猫の相手で植替えも余剰苗整理もオークション出品も出来ないここ2週間。

一緒に暮らして14年目、つい先日初めてユーリが普通にスプレー(=立ったまま尻尾を立てて後方にシッコを飛ばす)するのを目撃した。やり方知ってたんか…驚いた。
標的は空気清浄機。幸い内部には入らなかったので浄化するべき空気が猫尿フレーバーを撒き散らす事態は避けられた。何の嫌がらせだオイ。

私の耳にはナチュラルにノイズキャンセラーが付いていて、ユーリがどれだけうるさく鳴こうが聞かないと決めたら全く聞こえない。
猫は人間と違って次の予定がないので要求が通るまでなんぼでもいつまででも鳴き続けるが、こちらが放置すると根負けして拗ね上がって静かになる。(たまに感極まってゲロを吐いて頭に血が昇って倒れる。)
可哀想と思われるかも知れないが、起きている時間の7割は何かしら声を発している猫なので飼い主の苦労もご推察頂きたくorz マジウルサインデスヨ。

それが発情期だと、鳴き喚いても飼い主の注意が引けないと分かるやシッコ攻撃に転じるので極力構うようにしているのだが、何しろ他の事をしていると無意識に鳴き声を無視してしまって…。

空気清浄機へのテロ攻撃も、リオンに手から餌をやっている時だった。嫉妬半分だな。
「ちょーーーーー」という聞き慣れない軽い硬質な音が耳についてふと見ると、寄り目になり真剣な顔をして口を半開きにしたユーリが、ピンと立てた尻尾をプルプルさせながら、後方の空気清浄機に黄色い液体を噴射している最中でありました。

今年の発情期は手強い。戦いはまだまだ続きそう。人間に換算すると78~83歳。いい加減枯れんか?

『生涯現役ですにゃ』
猫

2011/06/23 Thu. 16:52 [edit]

Category: 多肉植物(ハオルチア)

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ロックウッディ 

ハオルチアの開花は品種によって微妙に時期のズレがある。
これとあれを掛けようと思っても開花時期が合わず無理な場合も。どうしてもの場合は花粉だけ保存しておけば受粉率は下がることもあるが一応いける。

第一陣のレティキュラータ、ヘルバセア類が4月末には早々に咲き終わり、その後だらだらと咲き続けるオブツーサ系、レース系、交配種色々もそろそろ終盤。クーペリー系の中でレイトニーだけが妙に遅いのは何故だろう?

の、最中にもりもり花を付けたロックウッディ。

妙に花間が詰まってずんぐりむっくりな肉厚の花弁。
Haworthia lockwoodii

本体。花茎も太い。
Haworthia lockwoodii

ばっちり花粉も成熟して立派な花だったのに、何故か今年は1つも結実せず全滅。
Haworthia lockwoodii

本体は更に枯れ進むのでありました。
植え替えしようと思った矢先に花が上がったのでびちびちの鉢のまま。
小さめの鉢が私のデフォルトではありますが。余裕のある鉢の真ん中に大事そうに植えられているより、ソフトクリーム的なバランスが好き。

Haworthia lockwoodii

ロックウッディはやっぱりここんとこ、薄くかさかさとあちらが透けて見える白い枯葉にレースのような葉脈がハァハァとか言っていると、やり過ぎてドライフラワーになったりしますが。ほどほどに。

Haworthia lockwoodii

* * * * *

蒸し暑くて調子が悪いのは人間だけではないようで、ここ2週間ほど猫が物凄くうるさい、そして粗相しまくり。
梅雨時で洗濯物が乾きづらいのに毎日のようにどこかにスプレー(とは言っても立ったまま後への噴射でなくちゃんとしゃがんでそれなりの量を放出)する。

狙われるのは私の周り。毛布、服、小物。私の身に付ける物全てが標的。
外から発情期の猫の声が聞こえるのでつられて発情気味なのは分かる、それで構って欲しいのだと思う、しかし私がイグアナに餌をやっていると泣き叫んでスプレーするのはちょっとやめんか。

猫に気を取られてそちらに目を向けた隙にイグアナに餌と一緒に手を噛まれるし、猫のシッコを沁みこまない内にと片付けに走ると猫は逃げる、開けっ放しのケージのドアからこれ幸いとイグアナが脱走しかけているし、猫はそれ見てまた叫ぶでもう何が何だか。

犬で言う所の分離不安症候群のような性格の猫なので、飼い主べったりでちょっと姿が見えないと鳴きわめくし、普段から動作ひとつひとつに声が出てしかもダミ声なのだが発情期はうるささ当社比250%。
暇さえあれば猫に構っているのと洗濯物の山で疲れて来た。

本人は相変わらず自分こそが不幸だと申しております。

不幸猫

毎年3~6月に一度こうなる。例年の季節的なものだが早よ落ち着いてくれ…。

2011/06/20 Mon. 12:19 [edit]

Category: 多肉植物(ハオルチア)

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ハオルチア マルキシー (H. marxii) 

マルキシー(Haworthia marxii)がやって来た。

輸入とれとれぴちぴちの新着ハオルチア、せめて養生済んで「育てている」と胸を張って言える様子になってからUPしろよと自分でも思う。
思う、思うのだが、梅雨真っ最中だし難物だしでちゃんと育てる自信が皆無なので生きているうちにお披露目だけでもしておくかと。

既に違う所で晒したのでご覧になった方もいらっしゃるかと思うが到着直後の画像。

手前2つのレツーサ様の2株がマルキシー(Haworthia marxii)、奥の2つはボビー/ミラビリス変種ピローサ(Haworthia bobii/Haworthia mirabilis v. pilosa)

H. marxii & H. bobii

マルキシーはハオルチアの採集・育種家である南アのマルクス氏に献名された、つい最近2007年に記載された新種。

詳細はチェコのJakub氏のブログをどうぞ(英語です)。

要約すると、レツーサ系としては特殊なタイプであり、かつて発見された際はベイエリーの一フォームとして考えられていたが別種と分かり、しかし10年以上も原生地での確認が出来ずやっと2006年になって再発見された、エクストリームにレアな品種と書かれている。
また、非常に成長が遅く、栽培が困難な品種であると言うこと。

まぁややこしいことは置いておいて、要するにまだ国内では殆ど流通していないレア品種かつ難物だということで。
以降二度とマルキシーがこちらに出て来なかったら、枯らしたと思って触れないで下さい(笑)

ついでに奥のボビーはミラビリス変種ピローサとされていたがミラビリスとの関連性はないということで、別種とされる。
結構透明度の高い窓に長めのウィミー様の毛が生える。毛の感触は実際触ってみるとウィミーやピグマエアより柔らかく、ヴェヌスタよりは硬い。

既に手許に2株あるが(その片方)、どちらも今回分とはちょっと顔が違って茶色っぽく毛が短め。今回分は肌が青黒く、より透明度が高く毛がちょっと長い。以前こちらのタイプを海外サイトで見て、欲しいと思っていたが届いたらこれだったので嬉しく思っているところ。育て方次第で同じになるのかも知れないが。


* * * * *

梅雨時じめじめ蒸し蒸しでなんとも気持ちが悪い。

ブルーゲッコーを引越しさせようとテラリウム(ガラスケージ内に生きた植物を配して自然を再現)を作ったら、いきなり土にカビが生えた。有機質のない土を使ったのに。テラリウムにカビは付き物とは言え…。
生き物を入れるのに農薬をぶちまけることも出来ず、表土を入れ替えてアルコールや木酢液等で消毒しつつ落ち着くのを待っている。モスは即活着したが、観葉が植え付け時に根が傷んだらしくよれよれだし、使えるようになるまでしばらく掛かりそう。

乾燥バージョンで多肉植えて作った方が楽しいかも。入れる生体居ないけど。そんなもの作ったら乾燥系の小さいトカゲ買ってしまいそうだけど。

2011/06/14 Tue. 10:49 [edit]

Category: 多肉植物(ハオルチア)

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チレコドン・シングラリス 開花 

昨年春に出来の悪いミニチュア大根のような得体の知れない塊根のみで輸入、その後秋まで土中で過ごし、10月頃から葉が出て生育を追って来たチレコドン・シングラリス(Tylecodon singularis)

10月の発葉、その後11月、更にその後の今年2月

更にその後じわじわと育ち、やっと開花を見たので3月以降の成長を。
無駄に長ーーーーいですよ。

3月7日、葉がまた一回り大きく。
チレコドン・シングラリス

3月19日、微妙に育ってる。シングラリスなのに2枚はとはこれいかに。2枚出ちゃうとこの塊根のサイズでは葉も多分これ位で最大かな。
チレコドン・シングラリス

そして中心から可愛い何かが。花芽が出来た模様。
チレコドン・シングラリス

3月28日、花芽余り育たず。寒かったからね。
チレコドン・シングラリス

4月17日、気が付くといきなり伸びてた。
チレコドン・シングラリス

けもけもの蕾。
チレコドン・シングラリス

4月29日。まだボール状。
チレコドン・シングラリス

5月9日。花茎が枝分かれして来て蕾はそれっぽく。
チレコドン・シングラリス

5月20日。すっかり二又に。しかしまだ咲かない。
チレコドン・シングラリス

6月4日。やっと開花。長かったね。
チレコドン・シングラリス

色合いは地味でチレコらしい花の形だが本体とは不釣合いに案外普通?
チレコドン・シングラリス

そして本体。大分葉がふにゃふにゃに。水はしっかりやっているのにこれだからそろそろ休眠モードに入る準備か。
チレコドン・シングラリス

しっかり雄蘂の先が開いて花粉が成熟している花があったので、一応雌蘂の先に付けておいた(画像は受粉前)。
自家受粉すると思うんだがどうかな。もう1株は今年は咲かなかった。
チレコドン・シングラリス

今年はハオルチア以外も受粉作業をしてみている。あんまり成功率良くないけど(A.コンコルディアナだけは異様に沢山採れたが)。

昨年の花期にはサイファの看病とその後のペットロス状態で何にもする気がなかったが、今年は例年通り。
思い出したように数日に一度、その時咲いている中からセンスないなりに一応組合せを考えてぱふぱふ。

今季最初の頃の種が弾けて3~4種採種完了。今年はすぐ蒔こう。


2011/06/08 Wed. 23:11 [edit]

Category: 球根・塊根多肉

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アエオニウム・グランデュローサム 

気が付くと6月、周りから取り残されていた当地も本日無事?梅雨入りとなり、これからハオルチアが腐ったり腐ったり腐ったりする嫌な季節突入。

このあたりも夏越し出来るかどうか微妙だが、輸入後半年以上経ち、やっとそれっぽくなって来たので今の内に撮影。

アエオニウム・グランデュローサム(Aeonium glandulosum)

Aeonium glandulosum

主にポルトガルのマディラ島等が原産。断崖絶壁の岩の壁の割れ目にへばりつくように育つ。
沢山日光を浴びるためか何か知らんけど外葉はこのようにフラットに大きく広がり、中心部が立ち上がってロゼットになる。

原生地画像をどうぞ⇒こちら(海外サイト)

狭い鉢に植えても結構そのまんまのフォルムになって来ている。

Aeonium glandulosum

これはまだ出来上がり前の別株。

Aeonium glandulosum

結構標高の高い場所+風通し絶好の岩壁に生育すると言うことは、日本のしかも九州の蒸し暑い梅雨~夏は鬼門以外の何者でもないんじゃないかと。

Aeonium glandulosum

特殊なフォルムが気に入ってはいるが、でかいのが玉に瑕。外葉を好きなだけ広がらせてやろうと思ったら8号鉢位になる気配。

* * * * *

関東ではお祭りだったようですがもちろん遠征するでなく、大人しくハオルチアの交配作業に精を出す休日。

近所の園芸店でモス類と観葉植物を買って来た。ビバリウムを1つ作ろうかと。
小さいのでやってみて、上手く行ったら余っている60cmケージもやろうかな。園芸+爬虫類飼育で一石二鳥。


2011/06/05 Sun. 23:59 [edit]

Category: 多肉植物(その他)

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