サイプラス・トゥルードス・ストーンクロップ 

以前、海外サイトで原生地写真を見て欲しくなり、種を輸入して蒔いたものの全滅させた遺恨のCyprus Troodos Stonecrop(サイプラス=キプロス・トゥルードス・ストーンクロップ)。
友人が蒔いて立派に育った苗を入手。国内播種なので安心です。ついでに私はもう実生には手を出さない方が色々良さそうです。種が可哀想&勿体無い。

ストーンクロップということで=ベンケイソウ科なのは分かるけれど、一見アエオニウム風?

正体は実はセダム。

セダム・ミクロスタキウム (Sedum microstachyum)

結構大きく、株径は10cmを軽く超えている。海外サイトには「レア種」と記載。原生地が凄く限られているのでそりゃレアでしょう。

セダム・ミクロスタキウム

microはそのままミクロ、stachyumは英語にするとspikeでトゲのこと。学名は細かいトゲが生えていると言った意味で…

葉には微毛が生えている。学名はトゲだが実際触っても分からない程度。

セダム・ミクロスタキウム

更にズーム。グログロの赤紫と緑の模様。

セダム・ミクロスタキウム

何とも魅力的なセダム。

セダム・ミクロスタキウム

英名のサイプラス・トゥルードス・ストーンクロップが示すように、原産地はキプロスのトゥルードス山。
その山の高地の岩場に育つ種類で、乾燥と低温に強い。

うちのベンケイソウ科は全て外に放り出したような栽培状態なので、こちらも例に倣っていたがこの冬は温暖なはずの当地でもマイナス5度を記録した。やっちゃったかと思ったけれど全く平気そうな顔をしているどころかむしろ色艶が良くなっていたりして。

原生地はマイナス2桁になる地域で、この種は大体マイナス18度位まで耐寒性があるため、マイナス1桁じゃ涼しくていい感じ~程度にしか感じていなかったらしい。

九州では逆に夏を心配する必要があるようだ。そして見た感じと現地の開花画像を見るとモノカルピック(Monocarpic=一回結実、花が咲くと親株は枯れる)っぽい雰囲気がひしひしと。

折角入手したので予備を作っておきたいが栄養繁殖はどうやって殖やすんだこれ?葉挿しが出来るのか、週末毟ってみようか。

自分のコレクション的にはセダムはこれとスアベオレンス、ウィンクレリー、スプリングワンダーがあれば他は要らない気がするな。

2012/03/29 Thu. 17:20 [edit]

Category: 多肉植物(その他)

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