ゲチリス・バルケラエ 

ここの所ずっと球根ばかりが続いていますが本日も冬型球根です。

一昨年~昨年、私は一時期ゲチリスの収集に嵌っておりました。
変態的なスクリュードライバー葉やもふもふとした毛が生えるもの、茎?にはげろげろした赤紫の怪しげな模様が入る物が多く、好みにドストライクだった訳です。

これがなかなか集まらず、輸入してもかなり高価な物が多く、かつ実生後2年の球根を輸入しても球根は小葱より細いような物ばかりでブログに上げるのもどうかと思われるような貧弱さ。
成長も他種の球根類よりかなり遅いようで、10種類以上は集めたものの(産地違いで数えるともっと)その後の園芸へ割ける時間の減少により手が掛けられず、植え替えサボったらますます育たず未だにお見せできるようなものが少ないのでありました。

こちらは成球で輸入したもの。

ゲチリス・バルケラエ(Gethyllis barkerae)

Gethyllis barkerae

スパイラル葉ではなく、平たい葉にランダムな毛が付くタイプ。毛と言うより刺のような剛毛。
葉は倍程度まで伸びる。毛の様子には産地・タイプによって差異があるようで、この株はご覧の通りだがもっと繊細なふわふわした毛のタイプもあり。小葱サイズの別産地の物はふわふわ毛のようだが余りに小さいのでまたそのうち。

Gethyllis barkerae

アップで見るとサボテンの刺座によく似ている毛の生え方。

Gethyllis barkerae

無骨な葉の様子に関わらず、花はピンクのサフランのような可愛いチューリップ型の花が咲く。
カタカナで検索しても殆ど詳細も画像も見付からない。オークションにハナクソサイズの球根が出ている痕跡がある程度。成球は殆ど流通がない感じのよう。

居候は定番のオキザリス・カルノーサ。撮影に邪魔なので引っこ抜こうとしたら結構塊根が大きく育ってるらしく踏ん張られたのでそのまま。命拾いしたな(笑)

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<近況>

18日に爬虫類を1匹追加し、あまりに可愛いので1週間後の25日に更に同種を1匹迎えました。
毎日鼻の下を伸ばしてニヤニヤしています。(ご興味お有りの方は裏庭ブログへどうぞ)
まだベビーサイズなので当分観察と世話が怠れず、またもや園芸から遠ざかる結果に…(汗

最近の新着輸入苗が2便分あるのですが、上記理由により数株残して育成放棄するので次回オークションに出品します。
もう12月、あっという間に園芸の秋が終わってしまいました…

2012/11/29 Thu. 17:00 [edit]

Category: 球根・塊根多肉

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出品のお知らせ 

今週末終了オークション、出品完了しております。

sample

今回はデータ付原種がメイン、20点の出品です。終了は11月24日(土)21時~22時予定。

今後も当分毎週or隔週で出品継続予定です。

☆後ほど前回すぐ売り切れたアルブカ・コンコルディアナの種子を追加出品します。

2012/11/21 Wed. 16:55 [edit]

Category: 多肉植物(ハオルチア)

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キルタンサス・スピラリス 

前回に引き続いてスパイラル葉の球根ですが、冬型球根と言う訳でなく、一年中葉があるエバーグリーンタイプのもの。

キルタンサス・スピラリス(Cyrtanthus spiralis)

分球中。

キルタンサス・スピラリス

前回のUPは昨年の8月。その時の説明文とも被るけれど、Pacific Bulb Societyの説明文によると長期栽培困難種、カリッカリに乾かして冬にちょっとだけ水を遣れということだが、植え替えもせずに放って置き今年の夏は園芸お休み~とばかりに潅水頻度も例年になく低かったせいか、無事に維持して分球もしたようで。

幅広で割と肉厚もある葉なのできっちりしっかり巻く。

キルタンサス・スピラリス

一緒に写っている右側のぴろぴろしたクルクル葉は別種です(株分けしたアルブカ・コンコルディアナのモヤシ)。

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新しい扶養家族が増えました。
詳細は後ほど裏庭ブログにて。初栽培じゃなかった飼育種で実生直後のチビ苗もといベビーサイズなので若干飼育に不安はありますが、あまりの可愛さに浮かれております。

園芸も頑張ります~。


2012/11/19 Mon. 15:44 [edit]

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今年のアルブカ・ナマクエンシス 

くるくる葉の球根多肉の中では一番ポピュラーではないかと思われる、アルブカ・ナマクエンシス。

今年も10月半ばに出葉して、こちらは10月23日撮影の画像。

Albuca namaquensis

沢山芽が出ているがこれ球根は1つ。土中で分球している。

アルブカ・ナマクエンシス

綺麗にコルク抜きのようにスプリング状になる場合もあるが、栽培環境もあるがどうやら個体差もあるようで何株入手してもあの見事なコークスクリューにはお目にかかっていない。

アルブカ・ナマクエンシス

山菜のぜんまい程度ですな。葉の透明突起はねばねばするので、室内に植物を取り込んで撮影する時には必ず様子を見に来る猫がすりすりして毛をなすりつけるので撮影前に取り除くのが大変。あ、取り残しが写ってる…。

アルブカ・ナマクエンシス

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今月は多めに更新するつもりでしたが気が付くとまた間が開いてるのは決してどうぶつの森に嵌ってしまったからではありません。いい大人がそんな…ね?

自前のどうぶつの森はこの秋は毎年恒例のレオパーズの食欲不振・拒食が一切なく、6年目にしてやっとコツを掴んだというか単に暖冬なのか…不思議な感じ。

明日は年に二回のお楽しみ、九州レプタイルフェスタの秋のミニ版、また何か連れ帰ってしまったら更に更新が飛び飛びになること請け合い!じゃ駄目ですね(笑)

ここの所植物の方は欲しい物が余りなくて新規導入がなく、手持ちの株の変化もないのでネタがない。冬型球根で場繋ぎしているのが正直な所です。

オークションは来週初めの出品予定です。

2012/11/17 Sat. 15:32 [edit]

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ドリミア・プラティフィラ 後編 

昨日に引き続き、D.プラティフィラ、別2タイプです。

Drimia platyphylla
これも剛毛タイプ、前回の株よりほんの少しだけ毛の密度が低い。しかしこれは大きさのせいもありそう。
葉のサイズが前回分の半分なので。

Drimia platyphylla
居候がいるのでより大きさが分かり易いかと。in2.5号ミニ蘭鉢。


葉色も昨日の物より緑色に感じるが毛のせい。

Drimia platyphylla

お約束の水玉乗せ画像。

Drimia platyphylla

こちらは Drimia aff. platyphylla(プラティフィラ近似種)の札で入手した物。
ぱっと見は別物。
葉が前2タイプより薄く、毛もビロードのような細いうぶ毛がびっしりと付く。
これもまだ小さい球で、葉渡り2cm程度。

Drimia platyphylla

こうして拡大すると、前2タイプの毛が細くなっただけにしか見えないのでaff.ではなくプラティフィラのタイプ違いと考えても良さそう。実際このタイプをプラティフィラとして販売している海外業者もある。

Drimia platyphylla

水玉。

Drimia platyphylla

秋は球根。いとあはれ。

死んだと思っていたオキザリスの鉢から鉢を埋め尽くすほどの新芽がびっしり出て来たり。
そろそろ出てくるかな?と期待していたらおかしいな返事がないただの屍のようだ…だったり。

あと1~2回、球根記事が続きます。


2012/11/09 Fri. 16:24 [edit]

Category: 球根・塊根多肉

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ドリミア・プラティフィラ 前編 

球根多肉とカテゴライズされる物の中で、特に冬型球根で葉に芸があるものが好き。
葉模様より葉自体の形や形状が妙であれば妙であるほど収集欲をそそられる。

欲しかったがなかなか入手できず、業者さんやイベントにはちょこちょこ出て来るとは聞いていたものの、遠征もそうそうしないので数年探して縁がなかったドリミア・プラティフィラ、和名「ケバ玉」。
悪足掻きで種子を輸入して蒔いてはみたが、種が悪かったのか実生下手が祟ったのか発芽すらせず撃沈。

今年の春に久々の遠征先でやっと入手、友人からも分球を譲り受けて3タイプ手元に揃ってこの秋は萌え萌えしている。

原産地は南アフリカ、Little Karoo、Namaqualandあたり。
所謂ケバ玉なルックスの剛毛タイプ。

Drimia platyphylla

drimia platyphylla

ふっさふさ。手触りも柔らかくもふもふしている。

drimia platyphylla

水を掛けると水玉びっしりに。

drimia platyphylla

drimia platyphylla

剛毛タイプがもう1株あるので花が合えば種を採りたい。

写真が多いので、あと2タイプは「後編」にて。


<続く>

2012/11/08 Thu. 17:00 [edit]

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