碧の飴玉(トランシエンス特異個体) 

黄金週間、お休み具合は様々のようですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

私は大体カレンダー通り、今年も3連休+4連休の飛び石で適当に園芸したり本読んだりゲームしたりと、毎年同じインドアな休日を楽しんでいます。

さて話は変わって。

私の植物、主にハオルチアの入手先は9割以上が海外ナーセリーや個人からの輸入。
毎回何故そんな量を?とあきれられる数、1輸入につき100株以上、1品種当たり5~10株、数年前でもっと体力があった頃は一度に200株とか輸入していた。その頃は一晩で全部植え付け出来る勢いがあったこともあってやりたい放題。
最近は動物の世話と体力の衰えで植え付け作業がしんどいので一回当たり50株程度に自粛している。

原種ハオルチアのソースは国内では限られているので、幸いオークションや個人的な分譲での引き取り手があり、好きなだけ輸入して欲しいだけ残すメソッドを継続できている。

何故そんな事をしているかというと???

例えばこれ。

透明度が魅力のトランシエンス、こちらは通常の個体。

Haworthia transiens PVB7077 Oshoek, Joubertina

Haworthia transiens PVB7077 Oshoek, Joubertina

ちょっとふっくらした優しげな端正な葉形の、儚げな色合いのトランシエンス。
結構出回っているデータだが、同データ株を大量に輸入しているとこんなのが混じっていた。

Haworthia transiens PVB7077 Oshoek, Joubertina *上と同データの個体

H. transiens PVB7077 Oshoek, Joubertina

葉の形が根本的に違う、特異な個体。

H. transiens PVB7077 Oshoek, Joubertina

変態的に葉が丸く、一見まるで違うものだが葉脈の入り方、葉色などを比べると同一であることが分かる。
(*上の画像のノーマル個体との若干の色合いの違いは、撮影時期とカメラの設定の違いによるもの。現物は同じ色。)

最初はちょっと丸いかな?程度だった。単なる太り過ぎ(水分と肥料分の与え過ぎ)かと思ったが、基本私は施肥は殆どしないし、同種や同データの他の株と何ら違った扱いもしておらず、成株になった時にはこの顔になっていた。

H. transiens PVB7077 Oshoek, Joubertina

葉がぱつぱつに膨らんで丸く、エッジがない。
子株が出てきたが小さいので若干格好が違って少し葉先が尖っているが、親株も小さいうちはそういう感じだった。ノーマル個体の子株と比べるとやはりやたら丸っこいので、この変異はちゃんと固定しているものだと確認。

葉の1枚ずつがまるで碧色の玉のよう。昭和の時代の飴玉とか、小さなアマガエルっぽいイメージ。
ちょっと可愛い名前でも付けようかと思っているところ。


同品種同データを複数輸入すると、ちょっと窓が大きいとか毛が長いとか、斑が入っているとかは結構頻繁にある。自分で同データ同士を実生しても変異個体は取れると思うが、気の長い話&実生下手なのでもっぱら輸入。こういう個体差の範囲を逸脱した特異個体にはそうそう当たらないが、ギャンブル気分で大量輸入→選抜がやめられないのでした。

*****

連休前半は珍しく一念発起して初日に50鉢以上の植え替えを実施、無理やり寄せ植えしていたのをバラしたりして無駄に鉢数が増えること増えること。
ここ数年植え替えは最低限になっていたので、2号鉢からいきなり3.5号鉢(本当は4号適正)へ昇進するものも出たり。さて2日目も…と思ったけれどやっぱり続きませんでした(笑)

後半もう少し頑張ります。

2013/05/02 Thu. 23:02 [edit]

Category: 多肉植物(ハオルチア)

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