サイト・ブログの画像等の著作権について (その2) 

新年のご挨拶の次にこのようなブログをまた書かなければいけないのがいささか不本意ではありますが。

一昨年、ブログやヤフオクに出品している画像を無断使用された件について記事を書きました。
→2015年10月29日エントリー 「サイト・ブログの画像等の著作権について」

植物についての記事を書きたかったのですが、本日本当に遺憾な事がありましたので再度書いておきます。

昨年、キューレーションサイトが他者の画像を無断使用というか盗用して話題になり、また東京オリンピックのロゴの盗作問題などもあり、著作権について色々目にすることが多くありました。

ネット上に転がっている画像だからと言って、勝手に使用していい訳ではなく、腹に据えかねた方々は行動を起こして正当な結果を得ています。以下は一例です。

旅するフォトグラファー  有賀正博氏のブログ
週プレNEWS

当方の一昨年の記事についても、その時点で該当サイトに当方からの無断使用の画像についての削除依頼を出し、一部は削除されました。残っている分もありましたが、サイト管理人も多忙で取りこぼしもあるのだろうといずれ削除されるものと思っておりました。しかし昨年、削除依頼後またもや当方の画像を無断使用しているのを発見し、再度の削除依頼を出しましたが現時点でまだ対応されていません。
余りの誠意のない対応に顎が外れそうです(笑)というか、拝借してきた元をまるで管理していないということでしょう。どんなご立派な理念を掲げたとしても、所詮アフィリエイトサイトなんてそういったものかと思います。

さて本題です。
****************************
※追記

該当の出品者の方と思われる方から、盗用された画像を使用した過去記事へコメントを頂いています。
過去記事 黒ピクタ

私が画像を海外から持って来た等言いがかりですし(こちらをご覧の皆様は私が過去15年に渡り、自分で栽培した植物の画像のみでサイトを運営しているのをご存知と思います)、何があったか分かりませんが、無関係なIDを上げて乱暴な口調でまた画像を盗んで使うと宣言されています。

非常に悪質で脅迫にもあたるかと思いますので、然るべき対処を取る予定です。

サンプルと書いてあるから問題ないという事ではなく、例えそれがネット上にあったからといって、「他人に権利のある画像を勝手に使ったこと」がいけない、著作権法違反に当たる立派な犯罪であるという単純かつ常識である事がまるでご理解頂けないようで非常に残念です。人から貰った、ネット上にあったといって、権利がなくなっている物ではありません。権利者が権利侵害を申告したらそこで著作権侵害として成立するのです。法律や良識といった基本的な概念、ネットリテラシーの問題です。


******************************

本日、こちらのブログ画像がヤフオクにて私とは全く何の関係もない出品者の出品物に使用されているのを見つけました。
サンプルとは書いてありますが、もちろん出品物と盗用された画像の植物とは何の関連もありません。種(タネ)の出品ですので、まるで当方の画像の植物が親株であるかのような錯誤を狙う悪質な物です。著作権法上で許可されている「引用」にもあたりません。

気が付いてすぐ、質問欄から削除依頼及びクレームをこちらでも公開している私自身の出品用のIDで入れたのですが、結果は「あなたのブログ?海外サイトの画像です、以上!」(原文ママ)というものでした。
その直後、出品は取り消され、当方の画像を使用したまま再出品されました。

海外サイトに転載されていたかと言って、無断で使用する時点で著作権侵害だという事を理解されていませんし、全くそれが罪がない理由にも該当しません。どれだけ転載されていようが、自分が最初じゃないから悪くないという言い訳は法律の世界では通用しません。実際被害が出ているのは現時点の私に対してですし。

Yahoo! Auction
(ヤフオクよりスクリーンショットにて転載)

このブログの該当記事と元の画像はこちら↓

2006年10月14日 黒ピクタ

H. picta

2006年10月13日撮影の元画像、実に10年以上ネット上に置いてある、私自身が栽培している植物を私が撮影し、トリミングし、ブログに乗せた画像です、当然右カラムに書いてあるように一切の無断使用は禁止しています。

海外に転載された(pinterest等に沢山あるのでその辺りかと予想)ものを拾って来たのなら理解して頂けていない可能性もあると思い、該当のブログ記事のurlを貼り付けて再度質問したところ、私のIDがブラックリストに入れられており質問が出来なくなっておりました。

(ヤフオクでは特定のIDをブラックリストに入れると、そのIDからの入札や質問が出来なくなる仕様です)

仕方ないので、以前の出品用旧IDがまだありましたので、そちらから再度上記の当方の画像であることを証明するurlを明記して質問をしましたが…

Yahoo! Auction

(ヤフオクよりスクリーンショットにて転載)

またもや直後に取り消し再出品、そして当方の画像は使用したまま。その旧IDで再度質問するも当然?またブラックリストに入れられていました。

Yahoo! Auction
(ヤフオクよりスクリーンショットにて転載)

Yahoo! Auction
(ヤフオクよりスクリーンショットにて転載)


どう考えても悪意のある盗用と判断するに余りある態度でした。

私のIDはもう質問できないので、友人が質問欄から同様の質問(この画像は私のブログからの転載で著作権侵害である旨)をして下さったところ、帰って来たのがこの回答。 

Yahoo! Auction
(ヤフオクよりスクリーンショットにて転載)

善意の第三者もなにも…画像盗用して使っている、しかも権利者から削除依頼されても逆切れしている時点で悪意100%の当事者です。

その後、友人の方がまた質問して下さったり(次々ブラックリスト入りにされてしまったようですが)、違反申告をして下さったりしたのですがその度に当方の画像を残したままの取り消し再出品を数回繰り返した挙句、やっと先程該当の画像のみを削除して再出品されました。

私も長年ヤフオクにハオルチアを出品して来ましたが、こんな悪質な出品者が同ジャンルに居るという事が非常に腹立たしく情けない思いです。

まともに常識的な対応も出来ない方に、当方の大事な画像が盗用され、関係者であるかのように誤解されるのは憤慨の極みです。

ネガティブな記事はあまり書きたくないのが本心ですが、このような悪質な出品者も居る、これからヤフオクへ参加される方、またブログ等に大事に育ている愛着のある大切な植物の画像を載せている方も、いずれもご注意くださいという意味で記事にしました。

怪しい画像が使用されている場合、画像を保存するかurlをコピーして、Googleの画像検索で検索すると同じ画像がネット上にあればヒットします。ネット上から拾ってきた画像で不誠実な商売をするような出品者とは取引しない方が安全かと思います。

違反申告もある程度効果があるようですので(Yahoo!からの削除は余程でないと難しいようですが、出品者本人が申告通知に恐れをなして?削除する場合は結構あります)、違法な出品を見掛けたら数秒の作業ですので是非違反申告を。

今更重ねて言う事でもありませんが、当方のブログ、サイト、およびヤフオク等に出品の際に使用している栽培植物の画像は全て私自身に権利があり、一切の著作権は放棄していません。無断使用は一切お断りします、右カラムにも明記しています。

サイト開設から14年、今年中には15年目を迎えます。長年ネット上に積み上げてきた画像を含む情報は私の財産だと思っていますし、法律上でも財産です。無断で違法に使用されることは許されることではありませんし、都度しかるべき対処をしていくつもりです。

当方がお譲りした植物が育ち、殖えて販売される場合などは参考用の親株(祖父母になりますね^^)画像の提供は喜んでしております。

また、2015年の同様の記事でも書きましたが、著作権法上で問題のない「引用」としての使用はもちろん何の制限もありませんし、何かの用途に使用したいなどは問題なければ全て喜んで提供しておりますので、そういった場合はお気軽にご一報ください。

長々と嫌ーな気分になる記事で申し訳ありませんでした。

次回は本来の植物記事でお会いできますように。

2017/01/18 Wed. 23:30 [edit]

Category: 更新情報・お知らせ

TB: 0  /  CM: 4

top △