シンビフォルミス錦(銀華蓮) 

花粉と黄砂が飛びまくり空が黄色いこの頃、すっかり春の様相です(当地では)。でも毎年3月に入ってから騙された!春だって言ったじゃない!ってくらい冷え込んだり雪が降ったりするので油断はできません。
・・・何だか毎年この時期には似たような事を書いている気がするんだけど同じ人間が10数年もブログ書いてると同じような事を何度も言うのは年のせいある意味仕方がありません。

ここ数年大分選抜して本当に好きな物だけにして行こうと、交配種やがっつり系は手放し、全体に数も減らしているけど大好物のオブツーサ系と、原種の綺麗なやつは勿論見付けたら欲しい訳で。

いらっしゃいませ。

シンビフォルミス変種ウンブラティコラ錦
 (H. cymbiformis v. umbraticola f. variegata MBB6848 NW of Alicedale)


H. cymbiformis v. umbraticola f. variegata

なさそうでやっぱりないデータ付原種の斑入り。べったり糊斑。

*2017年10月20日追記 : 「銀華蓮(ぎんかれん)」と名前が付きました。
 こちらの本に載っています→「多肉植物 ハオルシア 美しい種類と育て方のコツ

白蛇伝や仙女冠、白銀の露のように、葉の上面はほぼ真っ白、葉裏に緑の縞が入る。
もともとこのデータの植物は巨大化するタイプで、次々湧いて来る子株をちぎっては投げ毟っては投げして肥培すると5号鉢の縁に葉先が触れる位になる。現在3号鉢。もっと大きな鉢の方が本来いいけれど、私は小さめの鉢で管理する方がやり易いので基本なんでも鉢サイズびちびちです。

H. cymbiformis v. obtusa f. variegata

葉のゴミが気になったので霧吹きで流すついでに写真。
ハオルチアを盛った写真を撮る際に霧吹きで水滴乗っけてキラキラさせるのは常套手段の一つだけどこれは逆効果だね。

H. cymbiformis v. obtusa f. variegata

H. cymbiformis v. obtusa f. variegata

葉の皮膚も薄く、一見非常に弱弱しい感じだが、こういう糊斑は見た目より丈夫で育て易く、かつ子吹きもそれなりにする。
上であげた白蛇伝等のクーペリーやシンビフォルミス系の糊斑と比べても皮膚は格段に薄いかも。
しかし元々がバカスカ子吹きして群生する丈夫な種類なので、しっかり根さえ張らせておけば勝手に殖えてくれるでしょう。
・・・が、ここまで斑が強いと子株も幽霊多くて歩留まりは悪いかと。

既に殖やしてね!って予約があるので多分いつも通りさっさと胴切りします(笑)

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ハオルチアを取り上げるニュースや番組が昨年来、定期的に放映されるようになりました。

放映時間と直後はこのブログのアクセス数もいきなり数倍~10数倍になります(笑)
そしてヤフオクのアクセスも…
まだまだブームは去らないようで、各趣味の会の例会や業者のオークションも高値推移が続いています。ちょっと昔の相場のこれまた数倍~数十倍、優良個体は100倍行ってるのでは?ってのも見掛けます。
私は引き籠り園芸家なのでそういったリアルな動きには個人的にはほぼ関係ないんですが、私がハオルチアを入手するメインソースの海外業者もどこも以前より大分単価が上がり、品数も減っちゃったのが残念です。

あんまり目玉落ちそうな高値取引されるような種類(万象玉扇ピクタ銘有り交配種等)には本来興味がないので、これまで通り好きな草を好きなように育てて細く長く楽しめればいいですね。

今年もそろそろ春咲きのハオルチアは花芽を上げて来ました。ぼちぼち交配開始しようかと思っています。

では皆様も良い園芸シーズンを♪(次のブログUPがいつになるか分からない感じの締め)


2017/02/25 Sat. 18:30 [edit]

Category: 多肉植物(ハオルチア)

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