ヤフオク詐欺・その後 

一つ下のエントリーで、ご注意を呼び掛けていた件のその後です。

落札した方から情報提供を頂きましたので顛末を。

・出品者の住所は商品ページでは国内某県
・落札後に通知される出品者情報の住所には番地等の記載が無し
 (こちらは他の被害者の方からの評価欄に同様の記載があります、また電話も繋がらなかった模様)
・発送方法は「ゆうパック」

ゆうパックのはずなのに、送られてきた番号はEMS(国際小包)の番号、なんと(割と予想の範疇)発送元は中国でした。

この番号で追跡をかけたところ、(問題ありそうな部分は隠しています)

emsresult2.jpg

落札者の方は静岡県在住ではないのに、何故か東京の国際郵便局から静岡へ。
日中の不在持ち帰りの後、きちんと配達までされていました。

落札者の方が郵便局へ問い合わせた所、該当の荷物の受取人名は落札者の方ではない(これ以上は当然ながら教えてもらえなかった)、とのことでした。

出品者から取引メッセージで送られてきた文章も日本語がたどたどしく、多分出品者は中国本土に居り、荷物を受け取った相手は共犯者かと。

こうやって何か適当に日本国内の共犯者に発送してその間時間を稼ぐ手口のようです。但し余りにもやり方がお粗末だったのであっという間に詐欺だとバレて、被害者はそんなに多くはないようですが。
中国から日本への郵便は3日もあれば届くし、このように輸送先も出てしまうのであんまり時間稼ぎの意味もないですね、いちいち浅墓(笑)

その後、多分同一人物だろう別IDで、同じように他の出品者の高額になった出品物の写真と説明文を丸パクリして出品している詐欺出品がありましたが、こちらはどうやら運営側に出品を差し止められたようです。

何度も同じ手口であらまぁ、と思いますが、資金も要らずちょっとした手間だけで出来る、しかも日本国内には居ないので余程被害が大きくならなければ警察の手も届かない、何しろ物価の違いもありあちらでは大金、と、誰か引っ掛かればめっけもんと言った感じでまたほとぼりが醒めれば同じような事があるだろうことも予想できます。

ヤフオクには「未着・未入金トラブルお見舞い制度」という補償制度がありますが、先方への内容証明郵便の送付が必須、警察への被害届の提出が必須、その他条件も色々と細かく、お見舞金(被害額と同額)はTポイントです。

出品者の住所が不明(提示された住所が虚偽かつ不完全)のため、内容証明が送れず条件が満たせない可能性もありそうです…。


当面は「ハオルチア 即決」で検索して上がって来る、相場より安い出品は避けた方が賢明でしょう。
*検索エンジンが優秀で、「ハオルチア」でも「ハオルシア」でも検索結果は同じです。

出品者の評価に注意し、落札後も相手の住所や氏名はきちんと確認し、不備があるように思えたら取引メッセージで明らかにするよう要求し、納得がいくまでは支払いを保留する、取引や日本語に慣れていない相手なら必ずボロを出します。住所を検索してみるのも手です。虚偽や架空住所なら何かおかしい場合があります。

追加の特徴として、そういうIDは大体意味不明な文字列になっていることが多いのでその辺りもお気を付けて。

しかし、相次ぐハオルチア窃盗事件で逮捕された1件の容疑者が中国人、その他窃盗団もどうやら…
この詐欺も中国人絡み…いずれも国内に共犯者あり…なんだか共通点がありそうと思ってしまうのは勘繰り過ぎでしょうか。


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(小さい声で)余談

園芸仲間の方に『あちらの国の業者に多肉植物を注文したら何故か靴下が届いた(多肉植物は届かなかった)』という話を聞いたので、落札者の方と一緒に何が届くのだろうと楽しm…いえそのわくわk…いや違った戦々恐々としていたのですが、残念な事に誰とも知れない人の元に謎の靴下じゃない、(エア)ハオルチアは届けられてしまったのでした、残念 (´・ω・`)

せめて何か送って来いよ!!!(笑)



2017/04/21 Fri. 18:00 [edit]

Category: 雑感

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