黒オブツーサxロッソウィー
金子特黒オブツーサという札で入手の、つやぴかの丸頭の特に黒肌で窓の透明度が高いオブツーサと、輸入のロッソウィー(H. rossouwii)を交配したもの。
ちなみにこの花粉親に使ったロッソウィーは現在、ミラビリス変種カルカレア(H. mirabilis v. calcarea)とされている物だと思われるが、よく見るカルカレアより大分葉幅が広く、葉縁の鋸歯が軟質でトゲというより毛っぽい感じで若干青白い肌のちょっと変な感じの個体。
そのブレンド品がこちら。

5株残したが、2株ずつがほぼ同じ顔で3タイプになった。
鋸歯が少なく、しゅっとした感じのクーペリー的な個体。

母株の血が強く出て、紫に染まるタイプ。

少し毛が薄めだがこちらも紫。

丸っこい葉で薄肌、透明度が高い緑肌。

良くある顔というか、原種でもこんな風なのはあるのでわざわざ交配して実生するものだったのか?という感じでもあるが、それぞれ結構気に入っていたりする。
紫肌の個体は春先以外ずっと紫だが、緑の個体は殆ど色付かない。母株の性質を引き継いでいるのとそうでないのがあって面白い。
最後の株にまた透明度の高い物を掛けて更に透け透けを目指そう。あ、その前にいい加減寄せ植え状態をバラさねば。
ちなみに当方の交配は殆どこんな雑草量産方面になっているので、特色ある顔をした名品は出そうにありません。
透明度を主に追い求める主義です(笑)
******
GWに入ります。日頃サボった植え替えと、交配作業に精を出す連休に!(カレンダー通りだけれども)と思っていますがさて…。
後半にはオークションも出品したいと思います。
ベンケイソウ科を最低限に減らすつもりなので、その辺も出品予定。
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コメント
>ハティなべさん
適当に掛けたというか、もう少しザラ肌が出る予定だったのですが
オブの血が強かったようです。全部紫になると思ってたのは拍子抜け
ですが、緑のやつがカラエンシス並の透明感なのでまぁ満足で。
ハオルチアや多肉は適度な放置が一番綺麗になりますね~
元々厳しいところに自生しているので、過度に手を掛けると
持ち味が出ないのかも。原種は特に。
ベタ赤レイトニー、うちのも今クレヨンみたいな赤です。
昨年虫が付いて減ってしまったので消滅させないように肥培中なので
いずれ緑になりそうです(笑)
>あまたさん
交配はビックリ箱みたいなものですよね。
原種同士だと大体揃った顔になりがちですが、交配種を掛けると
本当に貴方たち兄弟ですか!?ってバラエティになったり。
今年は花が遅くてまだ思ったように交配できていませんが、GW後半
頑張ります^^
幅広葉で紫に色付くのがめずらしくて素敵ですね。
よく考えてみると、葉先が透明で幅広で、
しかも紫に色付くハオってあまり見ないですね。
交配のセンスが素敵です。
以前、オクでお譲りいただいたベタ赤レイトニーが、
こまめに手入れをしているときはなかなか色づかなくて、
何で赤くならないんだよ~って思いながら根負けして放置していたところ、
この間ふと見たら真っ赤でした!
手間をかけない方がハオって色がきれいになりますね。
好きなものはついつい構いたくなるのですが、
好きな相手ほど距離をおく必要性があることを改めて学びました。
な~んて。。。(笑)
交配はどんなこどもができるか楽しみですよねっ
それぞれ違った顔になるのでいつもワクワクします!!
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