春先の病 

今日は暖かい、風の心地良い休日だった。

近所の店の駐車場にBONNEVILLEが停まっていた。
懐かしいなぁと思って通り過ぎた。大好きだったTHUNDERBIRDを手放してからもう数年経つ。

この季節になるとバイク乗りが大量に湧いて出る。秋にも湧いて出るがやはり春先の方が多いように思う。ゴールデンウィーク中にちょっと山や海に行くとソロから数十名単位のツーリングまで至る所で見掛ける。
体剥き出しの乗り物だから、夏冬は確かに厳しい。春秋がベストシーズンではあるだろう。

真夏の気温30度を越す中で目玉焼きが焼けるほど熱くなったエンジンを足の間に挟んで走るのはキ××イ沙汰だし、真冬の雪の中で凍えた手をグローブ越しにエンジンで温めるのも何の苦行かと苦笑しながら乗っていた。

だが一度離れてみると、やっぱりこの時期になるとまた乗りたいと思うのだ。

炎天下で走った後にやっとヘルメットを脱いだ時の開放感、夕立でびしょ濡れになり、バイザーに叩きつける雨のいっそ潔い爽快感。
真冬に道端にバイクを停めてかじかんだ手を温める缶コーヒーの温かさ、信号待ちでタンクに一瞬積もっては溶けるぼた雪。

春先の風の中で、快適なツーリングの思い出より何故かそういう時期はずれの事を思い出していた。

THUNDERBIRDの英国こだわりの端正なデザイン、一応性別女の私でもそれなりの足付き、ガタイの割には華奢な感じを受ける扱い易いハンドルと操作感、3気筒を1・2に振ってある妙なバランスの2本出しのマフラー、そして何より安定した走りとうっかり吹かし過ぎると置いて行かれそうになる強烈なトルクが大好きだった。これに乗りたいがために大型免許(昔は限定解除と呼んでいた)を取ったのだった。

国産だとカワサキが好きだった。ホンダやスズキと比べると荒削りな印象の作りやデザインが多く、よくエンジンが止まっていたがw、ガリガリとヤバそうな音を立てて回るのがマシンな感じがして良かったのだ。

毎年、春先になると罹る一過性のバイク乗りたい病だが今年はちょっと根が深い。
車種まで検討している(笑)
車検のことを考えると250ccが経済的なのだろうが、遠距離はちと厳しい。どうせ400cc以上ならもう750ccも1000ccも同じじゃないかとか。
ネイキッド限定なので(カウル付きも大型スクーターも似非アメリカンも嫌い)限られて来るが…。

還暦を過ぎてからドゥカティやトライアンフで(決してハーレーではないw)走り回る、危ないバーサンになるのがちょっと夢である。

とりあえずステッペンウルフでも聴いて寝よう(笑)

こちらを見て下さる方には興味のない話だろうので、こんな画像でも。
モナンテス、そろそろ開花前。ブラキカウロン。
Monanthes


こちらはsp.の方。 同じモナンテスでも花が違いそう。
Monanthes

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2006/04/23 Sun. 23:59 [edit]

Category: 雑感

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