オブツーサ錦


胴切りするために葉間を空けようと影置きしている間に花芽が上がってしまって(そんな時期なのをすっかり失念)あちゃー…
ただの徒長状態になってしまった。
ドドソン紫オブツーサ交配錦


知人の実生。頂いた際、ちょっとだけ斑入りですよ、と言われたのが育つにつれて2/5程度斑入りになった。
こちらも胴切り予定なので伸ばしていたら以下同文。
ドドソン譲りの透明度の高い丸葉で斑が無くてもとても綺麗な個体。
両方とも影置き+成長期なので色が醒めているけれど本来黒肌。
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この春は例年になく植え替えその他園芸作業に勤しんでいます。
栽培種を絞ることにしたので、今後育てるつもりのない物は知人友人に引き取って貰ったりして大分整理も進んで来ました。
特に変わった事もないのでブログ更新もネタがない…写真だけでも上げとくか~ってな感じです。
植え替えで溢れ出た余剰は順次ヤフオクで放出しています。当面ウィークリー出品予定。
先月からまた新しい家族が増えたので、またもやそちらに手と気を取られている現在。
難物と聞くと手を出したくなるのは動物も植物も同じ…(笑)
裏庭ブログも久々に更新しないといけませんね。
明日はハオルシア協会のイベント、ハオルシアフェスタ2017が開催されます。
お近くの方、お時間おありの方は是非お出掛け下さい。
2017/04/22 Sat. 06:36 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
シンビフォルミス錦(銀華蓮)
・・・何だか毎年この時期には似たような事を書いている気がするんだけど同じ人間が10数年もブログ書いてると同じような事を何度も言うのは
ここ数年大分選抜して本当に好きな物だけにして行こうと、交配種やがっつり系は手放し、全体に数も減らしているけど大好物のオブツーサ系と、原種の綺麗なやつは勿論見付けたら欲しい訳で。
いらっしゃいませ。
シンビフォルミス変種ウンブラティコラ錦
(H. cymbiformis v. umbraticola f. variegata MBB6848 NW of Alicedale)

なさそうでやっぱりないデータ付原種の斑入り。べったり糊斑。
*2017年10月20日追記 : 「銀華蓮(ぎんかれん)」と名前が付きました。
こちらの本に載っています→「多肉植物 ハオルシア 美しい種類と育て方のコツ」
白蛇伝や仙女冠、白銀の露のように、葉の上面はほぼ真っ白、葉裏に緑の縞が入る。
もともとこのデータの植物は巨大化するタイプで、次々湧いて来る子株をちぎっては投げ毟っては投げして肥培すると5号鉢の縁に葉先が触れる位になる。現在3号鉢。もっと大きな鉢の方が本来いいけれど、私は小さめの鉢で管理する方がやり易いので基本なんでも鉢サイズびちびちです。

葉のゴミが気になったので霧吹きで流すついでに写真。
ハオルチアを盛った写真を撮る際に霧吹きで水滴乗っけてキラキラさせるのは常套手段の一つだけどこれは逆効果だね。


葉の皮膚も薄く、一見非常に弱弱しい感じだが、こういう糊斑は見た目より丈夫で育て易く、かつ子吹きもそれなりにする。
上であげた白蛇伝等のクーペリーやシンビフォルミス系の糊斑と比べても皮膚は格段に薄いかも。
しかし元々がバカスカ子吹きして群生する丈夫な種類なので、しっかり根さえ張らせておけば勝手に殖えてくれるでしょう。
・・・が、ここまで斑が強いと子株も幽霊多くて歩留まりは悪いかと。
既に殖やしてね!って予約があるので多分いつも通りさっさと胴切りします(笑)
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ハオルチアを取り上げるニュースや番組が昨年来、定期的に放映されるようになりました。
放映時間と直後はこのブログのアクセス数もいきなり数倍~10数倍になります(笑)
そしてヤフオクのアクセスも…
まだまだブームは去らないようで、各趣味の会の例会や業者のオークションも高値推移が続いています。ちょっと昔の相場のこれまた数倍~数十倍、優良個体は100倍行ってるのでは?ってのも見掛けます。
私は引き籠り園芸家なのでそういったリアルな動きには個人的にはほぼ関係ないんですが、私がハオルチアを入手するメインソースの海外業者もどこも以前より大分単価が上がり、品数も減っちゃったのが残念です。
あんまり目玉落ちそうな高値取引されるような種類(万象玉扇ピクタ銘有り交配種等)には本来興味がないので、これまで通り好きな草を好きなように育てて細く長く楽しめればいいですね。
今年もそろそろ春咲きのハオルチアは花芽を上げて来ました。ぼちぼち交配開始しようかと思っています。
では皆様も良い園芸シーズンを♪(次のブログUPがいつになるか分からない感じの締め)
2017/02/25 Sat. 18:30 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
2016年 ハオルチア種子 余剰放出リスト(終了しました)
余剰種子配布へのご応募ありがとうございました。
9月26日に全て発送完了しました、29日頃までにはお届けになると思います。
実生をお楽しみいただければ幸いです。
次回はまた来年です、1年後にお会いしましょう。
(まるでそれまでブログ更新しない宣言のよう・笑)
*パスワードのお問い合わせがありましたが、終了しましてもう余剰がありません。
種子のヤフオクでの販売も致しません。
2016/09/28 Wed. 06:16 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
紫オブツーサ
No.1 (参考:定番の「ドドソン紫オブツーサ」)

No.2 ドドソンよりほんの少しだけ葉が小さめ、葉数が多い

No.3 葉が細めで葉先が若干尖る、他より赤紫

No.4 青っぽい、「黒オブツーサ」で入手、確かに紫と言うより黒肌

No.5 艶ピカ(多分ドドソン系実生)

No.6 これも赤紫(紫オブ交配実生)

遮光率が低いのでNo.5以外はかなり焼けてる状態。遮光するともっと透明度は上がる。
No.1~No.3まで11cm鉢、No.4~No.6は9cm鉢。
全部別系統、さあどれでもどうぞ!(私信)
焼けてない状態→過去記事1 過去記事2
2016/03/29 Tue. 06:00 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
美白の極み
両親より大分肌色が白抜けした一番苗がこちら。くりくりとした窓に太めの条理がくっきり入り、あんまりない顔に出来たかなと。

「蛙玉」のオブツーサ版のような感じで可愛いなと自画自賛(笑)
…と言っても実際この交配、所謂オブツーサ=オブトや、シンビフォルミス変種オブツーサの血は1滴も入っていません。
とある原種同士の掛け合わせです。まあ見る人が見たら何を使ったか推測は簡単ですね。
↓こちらは実生兄弟苗、肌色はほぼ同じ(画像では緑っぽく写っている)、葉形葉の長さが違う。同じように栽培していてもこちらは葉が長くなりがち。上の株とは両親の特徴を別々に受け継いだ様子。

これも兄弟苗。個別に鉢上げして膨らませたら上の2株より白いのもありそうな…?

1枚目画像の苗は既に胴切りして繁殖中。

今年は更に白肌もしくは頭の丸いタイプを交配して、頭を潰して真っ白なオブツーサもどきを狙おうと思っている。
自分が好きな物だけ、好きなように作っていきます。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
今月中に何とかもう1回オークション出品予定(前回はお知らせしませんでした)。
植え替えで外れたデータ付き草をプチ☆プラで(笑)
2016/03/20 Sun. 21:54 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
黒オブツーサ交配種
更新していない2ヶ月の間にすっかり冬から春に季節が変わりました。
1月末の大寒波で南国であるはずの当地でもマイナス5度が持続するような状態、植物栽培を趣味にしてから初めて経験、戸外に放置していた多肉のうちベンケイソウ科だけが無残な姿に。勝手に生えて来てた子宝草系統やレノフィルムやカタバミが殲滅できたので草抜きの手間が省k...
ハオルチアはどれだけ耐えるものかとちょっと試してみたくなり...(良い子は真似しない)

同種をこういう雪晒し~色んな所に置き去りにして周りの温度と、放射温度計で植物体の体温を測りつつ寒波が過ぎるのを待ったのですが、結果、1株も駄目になったものはありませんでした。一部凍害が出て窓が曇ったものがありましたが、雪よりも風が直撃する場所に置いたものでした。
植物本体の温度はマイナス3度まで記録しましたが、事前に2ヶ月近く水切りしていたので鉢はカラカラ、体液も濃縮されていたせいもあります。マイナス温度も多分半日程度だったので耐えたのだと思います。
あくまで当方の条件下での結果ですので、ハオルチアはマイナスでも大丈夫!という事ではありません(笑)
が、庭先やベランダでの栽培の方で、室内には取り込めない(物理・物量的に)という声も沢山聴きましたので、案外大丈夫ですよ、と。
寒くなる前に水をしっかり切って鉢土を乾燥させ、植物の体液濃度を上げる、雪が直接掛からないようにする、風の直撃は新聞紙や寒冷紗などを被せてしっかり避ける、で多少なりとも安全が担保できます。
...え?春になってから記事にするのでは遅いって?いやその、来年のご参考に...。
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例年言っている気がするけど、そして全然実行してないけど、今年はちょっとだけ真面目に交配してみようかと思っています。
と言っても、硬いのとか窓のないのとかには興味がないので原種同種同士とオブツーサ系と窓の綺麗な草で。
草系は肌は触れたら破れそうな程に張りつめて薄く薄く、透明度はあちらが透けて見えるほどに高く高く、窓はデカ目プリクラ女子の黒目のように不釣り合いにデカくデカく、そして磨き抜かれたオヤジのハゲ頭のようにキラッキラにまばゆいほどに光るのが理想。
こちらは数年前の実生苗、黒オブツーサを母株にしたもの。5株だけ残り、そのうち3株が青肌、2株が黒肌に。
青肌の方。Zuurbron産のゴルドニアナ風、しかしオブツーサの血が作用したのかかなり肉厚。

黒肌の方、草姿はほぼ同じ、但し青肌と全く同じ条件で栽培していても肌色は黒紫。

綺麗な草を眺めていれば幸せなので、今年の交配もこういう方向で。
オブツーサも今年に入ってから急いでまた掻き集めているので、片っ端から掛けて種を採るつもり。
流行り廃りには関係なく、ハオルチア栽培を始めてからずっと、メインはオブツーサ。
これらももう花芽が上がるサイズになったので、更に綺麗な草を目指して二次交配予定。
ちょっと変わったオブ持ってるよ、って方、オファーください、当方にないタイプであれば購買交換大歓迎です♪
2016/03/15 Tue. 22:15 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
ニグリカンス
その後、2種目のハオルチアが続いて採集され、こちらには当初この植物の特徴と思われた窓が無かったため「窓無し窓草=マドナシマドクサ」と名付けられました。
しかし更にその2種目の同種のバリエーションに窓がある物が発見されるにあたって「窓あり窓無し窓草=マドアリマドナシマドクサ」と呼ばれるようになりました。
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* + うそでーす
n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
Y Y * 参考:トゲアリトゲナシトゲハムシ
さて。
「トムとジェリーが仲が悪いのはジェリーさんのお父さんをトムさんが食べちゃったからだよ」とかいう嘘をついて友人を騙したのと同様な掴みは置いといて、本日のメニューは窓無し窓草です。
Haworthia arachnoidea v. nigricans MBB6694 NE of Tierkloof, Gamka

このデータで検索すると、もっと細く薄い葉で窓がもう少し多い個体ばかりが上がって来るが、うちにある2個体は肉厚葉で窓がほぼなく、透明感も何もないてろんとした質感の肌。札違いでなければ多分特異個体ではないかと思われる。
地味でこういうタイプのハオルチアの一番の魅力である窓はないが、こういうのが好きな人もたまには居るようで…。ソルディダやコエルなどが好きな方には訴求する物があるのかも?

ニグリカンスの名の通り、真夏には株全体が赤黒く染まるが秋からは濃緑色に落ち着く。こちらの株は外葉にまだ夏の名残の色がある。
Haworthia arachnoidea v. nigricans (=H. armata) JDV92/52 Voorbaat

こちらは入手時の札は「H. armata」、だが上の物と同じくニグリカンス。綺麗な明るい緑色に葉脈模様がくっきりと浮き上がる、窓はないけれど綺麗な種。色付きにくいけれど、夏場はそれなりに黒くなる。黒と言うより赤茶色系の色付き。

窓無し窓草2点でした。
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当方の地域では気温が乱高下している12月、台風のような天気になったかと思ったら本当に遠い南の海では台風が発生していたり。
今頃になって、繁殖中の株がいくつか潰れました…期待していたものが多くがっかり。親株は残っているので春になったら再チャレンジ。
忙しい時期に入りました、皆様ご自愛ください。
春の胴切り祭りその後
ここ暫くは言いたいことや思いついた事はつい手軽なTwitterでぽろぽろ言ってしまうので、ブログ更新する前にネタが零れ落ちてしまう事も多くなってしまっております。
まぁフォロワーさん達からもそれをここで言うか?ブログ更新せぇとタコ殴r…いえせっつかれたりもしている訳でありますが。
とりあえず今回は、春先の記事で胴切りした株のその後をば。
赤斑のオブツーサ錦、7月20日(胴切り後約2か月)

同上、9月23日(胴切り後約4か月)
幽霊になりそうなのが結構出ている、極上斑見込みは1株だけかな…。

ブラックオブツーサ錦、7月20日

同上、9月23日
こちらは割と歩留まり良く斑入り株が採れそう。

オブツーサ・トルンカータ錦改め、「虹の雫」

同上、9月23日
そろそろ親株の特徴である成長が遅い面が出て来たのか、7月からあまり育っていない。
斑入り株はそれなりに収穫見込み。

あとこちら、チビ苗をオークションに出していたら殖やして欲しいと言われたので胴切りしたもの。
親株は胴切りした上半分は殆ど斑が消えてもう駄目かと言う感じだったのが、子株はこの通り。
斑回りが怪しくなったら、早めの胴切り繁殖が吉です。

胴切り繁殖の場合、親株の葉が萎れて来るにつれて、段々成長スピードが落ちてきます。早く成長させて子株を取るには、出来るだけ親株の葉が長期間残るように管理、液肥での肥培が必要。
私は夏場は成長より潰さないことを第一に管理(放置ともいう)するので、潅水頻度が普段以上に下がるので葉が萎れがちで成長が腰を打ちます。これから春までガンガン追肥して育てる予定。
私に何か繁殖御依頼~御予約の方、斑入りは特に1年はお待たせするような感じですので、放出時まだ欲しかったらという事でのんびりお待ちください。
2015/10/01 Thu. 17:20 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
ピクタ・レッドブーツ交配
疎開から持ち帰った際にどれだけ鉢を転がさずにかつ効率的に箱詰めして運ぶか、それだけを考えて色んなサイズや形の鉢をトレイにぎゅうぎゅう詰めにした上で段ボールに詰め、そのトレイごと並べて力尽きたまま…
同じ品種や系統ごとにまとめておいた方が管理が楽なので、見回って似たようなのをピックアップして来ては植え替える形で進めているのが…終わらない、よしオブツーサはこれで全部のはず!と思ってもまた隅っこから出て来る出て来る。
見当たらないので枯れたと思っていたものが残って居たり、札が飛んでいて何だか分からなくなっていたり。ただ札飛びはそう言う時の為にキープしているウェブサイト、自分のサイトに写真とデータが残っているので見比べて同定が可能。
現状何がいくつあるか把握できていません。元通りに戻すには更に一年位掛かりそうです…
さて。
唯一今うちに残っているピクタ・レッドブーツ系交配。第一期の交配実生苗からの選抜。元々小型~中型タイプが親な上に手を掛けていないので年数の割に大して育っていない。
4月末、棚下から出して来た時がこちら。緑色の抹茶ブーツ?

それらしい顔にするために1週間焼いてみました、チーン♪

紫外線が強い季節なので如実に変化が出る。
因みに親株のレッドブーツはこちら。懐かしい画像。季節により色合いが違う2枚。


交配の実生苗、ほぼ親株と同じ顔になってるんじゃないのこれ?ん?^^
あんまり持っていない上殆ど手放したピクタですが、在りし日のコレクション?はこちら。
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5月も後半になると当地はほぼ夏です。私の園芸意欲も本格的に暑くなると削がれてしまうので、当面休日は気合い入れて頑張り…たい…です…。
ブログもせめて週一では更新したい、ネタはないけど、撮って出しの画像紹介するだけでも書かないよりまし、ですよね!?ね!?
流石グラウンドカバー的多肉、三時草(照波)錦が生き残っていて今年も花を咲かせていました。
割と最近お知り合いになった方にはハオルチアだけじゃなかったんですか!?とか言われますが、斑入りや2.5号鉢で収まるようなミニチュア多肉は他の属も好きで集めてました。もうあんまり残ってないけど。
「玉葉錦」「ブロンズ姫錦」消えてしまったので余剰お持ちの方お声掛け頂けると嬉しいです。

2015/05/09 Sat. 17:03 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)