ラティスピナ (Haworthia latispina)
ちょっと毛色の変わったレース系を。
ハオルチア ラティスピナ (Haworthia latispina SWW of Prince Albert)
「lati」=広い(=wide)、「spina」=棘(=spine)
という学名の通り、葉縁に平たく広く非常に立派な鋸歯(トゲトゲ)が粗く付くのが特徴のデシピエンス系。
まるでハエトリグサのようなごつい棘が並ぶ。
in 9cm角鉢

画像でも白っぽいけれど、現物は他のハオルチアと並んでいるとぱっと目を引く白っぽさ。

鋸歯と繋がった窓は透明ではあるけれど白濁気味で、それが光を乱反射してより白っぽく見えているよう。

今週はヤフオク出品できませんでした、大分寒くなりましたが当地では凍る訳でもないので年内は少しずつ余剰出品します。
ハオルチアがすっかり買いづらくなり(海外のナーセリーも品薄です)、秋の植欲は久し振りに球根・塊根多肉に向けています。
ただ南半球からの輸入は季節が反対なので、到着時、あちらではこれから休眠に入る時期なので爆睡しているのが困りもの…遅れて葉が出ることもありますが休眠を吹っ飛ばすので貧弱だったり球根の栄養を予定外に使ってしまって来季作落ち、もしくは次の秋までずっと寝ちくれていたりする場合も(エリオスペルマムなど顕著、下手すると数年寝ていたり)。
輸入時はリスク軽減のために保険で余分に注文するので、余剰はまた後日放出します^^
ハオルチア ラティスピナ (Haworthia latispina SWW of Prince Albert)
「lati」=広い(=wide)、「spina」=棘(=spine)
という学名の通り、葉縁に平たく広く非常に立派な鋸歯(トゲトゲ)が粗く付くのが特徴のデシピエンス系。
まるでハエトリグサのようなごつい棘が並ぶ。
in 9cm角鉢

画像でも白っぽいけれど、現物は他のハオルチアと並んでいるとぱっと目を引く白っぽさ。

鋸歯と繋がった窓は透明ではあるけれど白濁気味で、それが光を乱反射してより白っぽく見えているよう。

今週はヤフオク出品できませんでした、大分寒くなりましたが当地では凍る訳でもないので年内は少しずつ余剰出品します。
ハオルチアがすっかり買いづらくなり(海外のナーセリーも品薄です)、秋の植欲は久し振りに球根・塊根多肉に向けています。
ただ南半球からの輸入は季節が反対なので、到着時、あちらではこれから休眠に入る時期なので爆睡しているのが困りもの…遅れて葉が出ることもありますが休眠を吹っ飛ばすので貧弱だったり球根の栄養を予定外に使ってしまって来季作落ち、もしくは次の秋までずっと寝ちくれていたりする場合も(エリオスペルマムなど顕著、下手すると数年寝ていたり)。
輸入時はリスク軽減のために保険で余分に注文するので、余剰はまた後日放出します^^
14th Anniversary (14周年)
本日10月15日で、2003年のサイト開設から丸14年を迎えました。
ブログ記事を遡るとどうやら昨年はご挨拶を吹っ飛ばしていたようです。何してたのかな?(笑)
ここ数年のハオルチアブームで、10数年前とは趣味を取り巻く環境も色々様変わりしています。
サイト開設当時に気軽に買えたものが現在では数倍から下手すると数10倍の価格…(最近ちょっと落ち着いた感がありますが、10数年前の相場に戻ることはもうないでしょう)、高騰に伴う盗難事件など。
収集欲がひと段落付いたこともあり、11年前から始めた爬虫類飼育の方に時間も気力体力も振り分けが多くなったせいもあり、当面は本当に好きな物だけに絞ってこじんまりと栽培して行こうと思っています。
昔からこちらのブログをご覧頂いている方にはお馴染みだった初期から居る動物たちも(2010年からは別ブログに移しましたが)、昨年、今年と大分寿命を迎えて見送り、メンバーも大分入れ替わって少し寂しくなりました。こちらも今後はあまり増やさないように、今居る個体を大事に育てて行くつもりです。
引き続きボチボチ更新ですが、思い出したようにブログを更新しつつ、サイトの方もJPドメインも数年前から自動更新ができるようになり、ついうっかり更新を忘れてある日突然消える心配もなくなりましたので、このまま20年を目指して維持して行きますので今後ともよろしくお願いします。

ブログ記事を遡るとどうやら昨年はご挨拶を吹っ飛ばしていたようです。何してたのかな?(笑)
ここ数年のハオルチアブームで、10数年前とは趣味を取り巻く環境も色々様変わりしています。
サイト開設当時に気軽に買えたものが現在では数倍から下手すると数10倍の価格…(最近ちょっと落ち着いた感がありますが、10数年前の相場に戻ることはもうないでしょう)、高騰に伴う盗難事件など。
収集欲がひと段落付いたこともあり、11年前から始めた爬虫類飼育の方に時間も気力体力も振り分けが多くなったせいもあり、当面は本当に好きな物だけに絞ってこじんまりと栽培して行こうと思っています。
昔からこちらのブログをご覧頂いている方にはお馴染みだった初期から居る動物たちも(2010年からは別ブログに移しましたが)、昨年、今年と大分寿命を迎えて見送り、メンバーも大分入れ替わって少し寂しくなりました。こちらも今後はあまり増やさないように、今居る個体を大事に育てて行くつもりです。
引き続きボチボチ更新ですが、思い出したようにブログを更新しつつ、サイトの方もJPドメインも数年前から自動更新ができるようになり、ついうっかり更新を忘れてある日突然消える心配もなくなりましたので、このまま20年を目指して維持して行きますので今後ともよろしくお願いします。

ロックウッディ12年
ウイスキーのようなタイトルですが。
葉先が枯れ込みカサカサの玉葱のような姿になってそれ以外の部分への紫外線ダメージや蒸散を防ぎ、自らを守るように進化した、窓や透明感が特徴の軟葉系ハオルチアの中では特異な姿のロックウッディ。
この株はうちに来たのが記録によると2006年、12年目に突入した所。
輸入した際に既に実生から3~5年は経っていたサイズだったので、実際の所は15~17年の時を経た株。現在のお住まいは12cm角鉢。
Haworthia lockwoodii

葉先カサカサのぺらっぺら。

この年輪のように枯れ込んでいくのが味。

枯れ込ませないように大事に大事に作ると、本来非常に透明度が高い薄肌。枯れ込んだ後もその片鱗が伺える白く繊細なひらひらの葉先。

在りし日(って今もあるけど)の同株の姿はこちら。2006年12月撮影。11年前の画像ですがブログのストレージに残っているのですぐ見付かる。栽培記録としてのブログでありサイトなのでやはり真面目に更新するべきでしょう(誰に言ってるの)。

こちらは同株の2011年6月撮影。見た目は今と殆ど変わっていないが直径は2cm程度小さい。→2011年6月
もううちにはない別株だけれど葉先を枯れ込ませないとこんな感じで極薄葉の透け透け。→2006年4月
子吹きでは滅多に殖えない上、胴切りに失敗して潰した株が複数、実生は花が合わず種が採れず…で昔沢山あったのに今は数株しかない。
昨年の春にキッチンカルチャー(ご家庭内組織培養)で作った極小苗が2~3株生き残っているけれど培地から出して鉢上げした今も1~2cm程度。ロックウッディはとても成長が遅い。
*******************
ちょっとだけ更新頻度を上げてみた。ただハオルチアの写真を撮ってこんなんですよーと紹介するだけですが。
晩秋~春にかけてはハオルチアが一番綺麗になるシーズンなので、今のうちに綺麗な写真を撮り溜めしておきます(ネタストック)。
葉先が枯れ込みカサカサの玉葱のような姿になってそれ以外の部分への紫外線ダメージや蒸散を防ぎ、自らを守るように進化した、窓や透明感が特徴の軟葉系ハオルチアの中では特異な姿のロックウッディ。
この株はうちに来たのが記録によると2006年、12年目に突入した所。
輸入した際に既に実生から3~5年は経っていたサイズだったので、実際の所は15~17年の時を経た株。現在のお住まいは12cm角鉢。
Haworthia lockwoodii

葉先カサカサのぺらっぺら。

この年輪のように枯れ込んでいくのが味。

枯れ込ませないように大事に大事に作ると、本来非常に透明度が高い薄肌。枯れ込んだ後もその片鱗が伺える白く繊細なひらひらの葉先。

在りし日(って今もあるけど)の同株の姿はこちら。2006年12月撮影。11年前の画像ですがブログのストレージに残っているのですぐ見付かる。栽培記録としてのブログでありサイトなのでやはり真面目に更新するべきでしょう(誰に言ってるの)。

こちらは同株の2011年6月撮影。見た目は今と殆ど変わっていないが直径は2cm程度小さい。→2011年6月
もううちにはない別株だけれど葉先を枯れ込ませないとこんな感じで極薄葉の透け透け。→2006年4月
子吹きでは滅多に殖えない上、胴切りに失敗して潰した株が複数、実生は花が合わず種が採れず…で昔沢山あったのに今は数株しかない。
昨年の春にキッチンカルチャー(ご家庭内組織培養)で作った極小苗が2~3株生き残っているけれど培地から出して鉢上げした今も1~2cm程度。ロックウッディはとても成長が遅い。
*******************
ちょっとだけ更新頻度を上げてみた。ただハオルチアの写真を撮ってこんなんですよーと紹介するだけですが。
晩秋~春にかけてはハオルチアが一番綺麗になるシーズンなので、今のうちに綺麗な写真を撮り溜めしておきます(ネタストック)。
雫絵巻
週末ごとに胴切りをざっくざくやっております。
ぶった斬る前に記念撮影。
「雫絵巻」 H. hybrid 'Shizuku-Emaki'
オブツーサとヴェヌスタ系の交配種の優品。

ブルーグレー~青紫の肌色、青光りする窓が美しく、すっと伸びた涼し気な葉型と条理が綺麗。

窓が大きく葉先まで透明、葉縁の鋸歯もガラス質で透明。

以前使っていた一眼が壊れてしまい、暫くコンデジを使っていましたが何だか色合いが気になるし思ったような写真が撮れなくなったので(何故だ?)、先日新しいカメラに買い換えました。
以前ほど写真を撮る頻度も高くないので一眼はやめて、動植物しか撮らないので接写に強く、水や汚れにも強い完全防水、すぐ落としたりぶつけたり飼育動物が飛び掛かって来たり噛み付いて来たりするので耐衝撃型のコンデジに。やっと慣れて割と思った通りの写真が撮れるようになって来た所です。
そして(話は戻る)撮影後、すぱこーん!と下葉を2層程度残して胴切り。
ハオルチアの胴切りは人によってナイフ、銅線、テグス、糸等を使用しますが。
私は絹糸もしくはナイロン製の細く強度があるミシン糸を使用。葉の重なりをよく見て、同じ層の葉の下に糸をくぐらせ、葉を傷付けないように茎(芯)だけを斬る。
葉挿しも実生も苦手・嫌いなので繁殖はもっぱら胴切りでやっているので、長年の修練の成果か、今では1枚たりとも葉を無駄にせず、葉に傷も入れずに上下を生き別れにすることができるようになりました(笑)
長年と言えば来月でサイト開設14周年、10月15日から15年目に入ります。
昔は毎日のように更新していたこのブログもぽつぽつ更新になってしまいました、昔は良く体力と時間があったなぁ…
何か気の利いた事を書こうと思うと(書けてないけど)中々筆が(タイピングだけど)進まないけれど、写真撮ってはいこれがナニですよ、という記事ならサクサク書ける気がするのでもうちょっと更新頻度を…上げ、あg…
…ではまた近いうちにお目に掛かりましょう♪
ぶった斬る前に記念撮影。
「雫絵巻」 H. hybrid 'Shizuku-Emaki'
オブツーサとヴェヌスタ系の交配種の優品。

ブルーグレー~青紫の肌色、青光りする窓が美しく、すっと伸びた涼し気な葉型と条理が綺麗。

窓が大きく葉先まで透明、葉縁の鋸歯もガラス質で透明。

以前使っていた一眼が壊れてしまい、暫くコンデジを使っていましたが何だか色合いが気になるし思ったような写真が撮れなくなったので(何故だ?)、先日新しいカメラに買い換えました。
以前ほど写真を撮る頻度も高くないので一眼はやめて、動植物しか撮らないので接写に強く、水や汚れにも強い完全防水、すぐ落としたりぶつけたり飼育動物が飛び掛かって来たり噛み付いて来たりするので耐衝撃型のコンデジに。やっと慣れて割と思った通りの写真が撮れるようになって来た所です。
そして(話は戻る)撮影後、すぱこーん!と下葉を2層程度残して胴切り。
ハオルチアの胴切りは人によってナイフ、銅線、テグス、糸等を使用しますが。
私は絹糸もしくはナイロン製の細く強度があるミシン糸を使用。葉の重なりをよく見て、同じ層の葉の下に糸をくぐらせ、葉を傷付けないように茎(芯)だけを斬る。
葉挿しも実生も苦手・嫌いなので繁殖はもっぱら胴切りでやっているので、長年の修練の成果か、今では1枚たりとも葉を無駄にせず、葉に傷も入れずに上下を生き別れにすることができるようになりました(笑)
長年と言えば来月でサイト開設14周年、10月15日から15年目に入ります。
昔は毎日のように更新していたこのブログもぽつぽつ更新になってしまいました、昔は良く体力と時間があったなぁ…
何か気の利いた事を書こうと思うと(書けてないけど)中々筆が(タイピングだけど)進まないけれど、写真撮ってはいこれがナニですよ、という記事ならサクサク書ける気がするのでもうちょっと更新頻度を…上げ、あg…
…ではまた近いうちにお目に掛かりましょう♪
2017/09/27 Wed. 12:10 [edit]
Category: 多肉植物(ハオルチア)
クリッペンシス (Haworthia klipensis)
実に久々のこのブログ本来の記事うーーーーp
…あんまり久し振り過ぎてテンションが分かりません、失礼しました。
クリッペンシス
Haworthia klipensis n.n. MBB7586 Kliprivier, Uniondale

上3枚は今年の4月の撮影。夜に蛍光灯下で。

強烈な透明度と青光り。画像では本来の透明感は完全には表現できません。
透明草好きの方は是非入手されることをお勧めする種。

2017年9月18日撮影分、昼間ナチュラルな太陽光で(カメラも変わりました)。
最新の学名がH. klipensis (n.n.)だけれども、Sheilamのリストにはゴルドニアナで載っており、Bayer氏はHaworthia cooperi ‘transiens’としている。
いずれにしろ非常に魅力的な種。入手が困難っぽいけどもう1~2株欲しいな。


なかなか子吹きしないし1株しかないので予備を作りたいので胴切りしようとしてみたところ、どうも芯が深くてうまく切れそうにないので断念。もう一回り大きくなってからにします。
**********************************
先々週からざっくざっくと胴切り祭を開催中、2週間経って大体無事小さい芽が出て来ているところ。
一昨年、春先に斑入りのオブツーサ系を全部胴切りしたら何故か下半身が軒並み潰れてしまって、せっかくそれなりサイズになっていた子株も全滅してしまった。過去10数年そんなことは経験がなかったので、怖くなって昨年はほぼ胴切り繁殖には手を付けていなかったのだが今年はまた切ってみている。涼しくなってからにしてみたので大丈夫でしょ多分。またおかしなことになったら多分何か呪われているだろうのでお祓いにでも行きます。
…あんまり久し振り過ぎてテンションが分かりません、失礼しました。
クリッペンシス
Haworthia klipensis n.n. MBB7586 Kliprivier, Uniondale

上3枚は今年の4月の撮影。夜に蛍光灯下で。

強烈な透明度と青光り。画像では本来の透明感は完全には表現できません。
透明草好きの方は是非入手されることをお勧めする種。

2017年9月18日撮影分、昼間ナチュラルな太陽光で(カメラも変わりました)。
最新の学名がH. klipensis (n.n.)だけれども、Sheilamのリストにはゴルドニアナで載っており、Bayer氏はHaworthia cooperi ‘transiens’としている。
いずれにしろ非常に魅力的な種。入手が困難っぽいけどもう1~2株欲しいな。


なかなか子吹きしないし1株しかないので予備を作りたいので胴切りしようとしてみたところ、どうも芯が深くてうまく切れそうにないので断念。もう一回り大きくなってからにします。
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先々週からざっくざっくと胴切り祭を開催中、2週間経って大体無事小さい芽が出て来ているところ。
一昨年、春先に斑入りのオブツーサ系を全部胴切りしたら何故か下半身が軒並み潰れてしまって、せっかくそれなりサイズになっていた子株も全滅してしまった。過去10数年そんなことは経験がなかったので、怖くなって昨年はほぼ胴切り繁殖には手を付けていなかったのだが今年はまた切ってみている。涼しくなってからにしてみたので大丈夫でしょ多分。またおかしなことになったら多分何か呪われているだろうのでお祓いにでも行きます。